キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志)は、メルシャン株式会社(社長 大塚正光、以下メルシャン)の「シャトー・メルシャン 天狗沢ヴィンヤード(山梨県)」(以下天狗沢ヴィンヤード)を環境省による自然共生サイトに申請し、2026年3月17日(火)に認定を受けました。キリングループとしては2023年10月に認定された「シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤード(長野県)」(以下椀子ヴィンヤード)、2025年2月に認定された「シャトー・メルシャン 城の平ヴィンヤード(山梨県)」(以下城の平ヴィンヤード)に続き、3事例目です。
 
 環境省は、2022年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で世界目標として採択された「30by30※2」の目標達成に向け、民間や自治体などが所有している生物多様性の高い地域を自然共生サイトとして認定するための制度を2023年度より運用しています。自然共生サイトとして認定された後は、国際データベースであるOECMs※3にも登録される予定です。
※1  「民間等の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域」として環境省の認定を受けた区域の名称
※2  2030年までに世界全体で陸地と海のそれぞれ30%以上を保全地域にする「30by30」は、2022年12月に開催された国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において採択された世界目標
※3  Other Effective area-based Conservation Measuresの略称


 キリングループと農研機構は2014年から共同研究※4を開始し、その成果の一部である「天狗沢ヴィンヤード」の生態系調査結果を自然共生サイト申請に活用しました。自然には、人の手がかけられているからこそ守られていく“二次的自然”と呼ばれる自然があり、その代表例が草原です。

 「天狗沢ヴィンヤード」は、2017年に山梨県甲州市塩山上小田原地区に開園した自社管理畑です。造成前段階の2016年から生物多様性の追跡調査を実施し、モニタリングを継続しています。造成前はシカ食害の影響でアメリカオニアザミやチカラシバなどシカが食べない植生のみが優占する非常に多様性の低い自然環境でしたが、造成後から草原性の植生へと順調に推移し、2025年時点で、111種の植物、30種の蝶類が確認されており、確認された生物には希少種も含みます。「天狗沢ヴィンヤード」は、「椀子ヴィンヤード」「城の平ヴィンヤード」と同じく、自然共生サイトとして認定された中では数少ない、事業として農産物を生産する畑であり、事業を通じた「ネイチャー・ポジティブ※5」につながる事例として認められたものと考えています。
※4 最新の共同研究については下記参照 https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2024/0327_03.html
※5  「G7 2030年 自然協約」で合意された、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させるという目標

 メルシャンは、企業パーパス「自然のめぐみを、幸せにかえてゆく。」のもと、ネイチャー・ポジティブな取り組みとともに、 世界で通用する品質のワインを安定的に産出することを目指し、高品質なブドウを持続的に確保するために自社管理畑を拡大しています。


●「シャトー・メルシャン 天狗沢ヴィンヤード」について
2017年に開園した、山梨県甲州市塩山上小田原地区の自社管理畑で、2019年8月に「天狗沢ヴィンヤード」と命名しました。「シャトー・メルシャン」の山梨県内の自社管理畑では最も標高が高く、日照量が豊富な南向きの緩斜面、花崗岩質の砂壌土で水はけもよく、ブドウの栽培に適しています。この気候風土を生かし、新たな品種のブドウ栽培にも挑戦しています。「天狗沢」とは、近くを流れる沢の名前に由来しています。

●「シャトー・メルシャン 天狗沢ヴィンヤード」産ワインを新発売
2026年4月7日(火)に「シャトー・メルシャン 天狗沢テンプラニーリョ 2024」「シャトー・メルシャン 天狗沢アルバリーニョ 2025」の2種をワイナリーショップおよびメルシャン直営ECショップ「シャトー・メルシャンonline」にて限定発売します。「シャトー・メルシャン」のワインメーカーが丁寧に育てたブドウを厳選し、造り上げたワインをお楽しみください。
・「天狗沢テンプラニーリョ 2024」:赤い花やカシスを思わせる華やかな香りの後、スパイスのニュアンスときめ細やかなタンニンが感じられるワイン
・「天狗沢アルバリーニョ 2025」:洋ナシや青リンゴの華やかでさわやかな香りに、カリンを思わせる果実感が広がるワイン






 キリングループは、自然の恵みを原材料に、自然の力と知恵を活用して事業活動を行っています。 生物資源・水資源・容器包装・気候変動などが複合的に関連する環境課題に対し、キリングループは統合的な視点から自然と人に「ポジティブインパクト」を与える取り組みを進めます。 そして、豊かな地球の恵みを将来へつなぐという思いを、バリューチェーンに関わるすべての人々と共有します。

<参考>
・キリングループ環境ビジョン2050  https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/mission/
・キリングループ「環境報告書」  https://www.kirinholdings.com/jp/investors/library/env_report/
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