毎日保育園に通っている子どもは、自宅とは違う場所に預けられることに慣れていますが、3歳から幼稚園に通う場合、親から離れると不安になり大泣きすることがありますよね。そんなときどうしたら良いのでしょうか?

「テキトー母さん」流子育てのコツの著者の立石美津子が“他人に預けるときの秘策”をお話しします。

ママ自身の病院通いだったり、歯医者に行ったり、美容院だったり。ちょっと息抜きしたいとき、就労しているママでなくても、子どもを誰かに預けて出かけなければならない場面ってありますよね。

そんな家庭のために各自治体では子育て支援の一環として、様々なサービスを用意しています。

“ファミリーサポート制度”といって、預けたい人と預かる人のマッチングサービスもあります。

また、近所の人、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、親戚、ベビーシッターなどに預ける人もいます。

でも、子どもにとってみたら、慣れていない場所、人に預けられるので大泣きします。こうなると「預けるのは無理~」と、今後預けることを躊躇ってしまい、ママのストレスも溜まりますよね。

子どもにしっかり納得させる

子どもの立場に立ってみると、預けられる前に何の説明もなく…

ママ「宜しくお願い致します」
預け先「はい、お預かりします」

と荷物のようにポーンと置いていかれたら…?不安になって泣き叫ぶのは当たり前です。

人生経験を積んでいる大人だって、初めての場所だったり、どこに連れて行かれるか見通しが立たなかったりすると不安になります。子どもだったら尚更です。

【解決策】

こんなときは、前日に次のように子どもに言いましょう。

「明日、ママは歯医者に行かなくてはならないの。歯の中のバイキンを退治してもらって元気になってくるから、○○でママを待っていてね」と予告しましょう。そして、預ける前にも「歯医者が終わったら、必ず迎えに来るから。それまでここで遊んでいてね」と伝えましょう。

ただ、これで子どもは「ハイ、わかりました」とぐずらずに、機嫌よく預け先にスタスタ入っては行きません。覚悟はしていたとはいえ、ママと別れる瞬間、不安になり泣きます。

でも、これは泣きながら自分の精神を安定させているのです。ですから「泣いたから預けるのは無理」と思うことはありませんよ。たいてい、親の姿が見えなくなったらケロッとして遊んでいたりします。

それから、普段子どもを預けていない場合には次のこともしておきましょう。

  1. 事前に預ける人と面談し、僅かな時間でも一緒に遊ぶ
  2. ママとその人が仲良くしている様子を見せる
  3. 預け先に行き、子どもに見学をさせ人や場所に慣れさせておく