「月収60万円」を目指すのが賢い選択である理由
「そこまでして稼がなくても……」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今の時代、稼げるうちにしっかり稼いでおくことには大きなメリットがあります。
「在職定時改定」で将来の年金がさらに増える
厚生年金に加入して高い報酬で働き続けると、納めた保険料が毎年10月に年金額へ反映されます。
つまり、今しっかり稼ぐことは「将来、働かなくなった時の年金額」を底上げすることに直結するのです。
インフレ(物価高)への最強の備え
年金は物価に合わせて多少スライドしますが、物価上昇に完全に追いつくのは難しいのが現状です。自身の「稼ぐ力」を最大限に活かし、給与と年金をフルで受け取ることが、堅実な生活防衛策になります。
損をしないためのチェックポイント
配偶者やご両親がこの記事を読んで「よし、もっと稼ごう!」と思った時に、確認しておきたい注意点が2つあります。
「月収」にはボーナスも含まれる
基準となるのは「総報酬月額相当額」です。これは、以下の計算式で算出されます。
(その月の給与+直近1年間のボーナス)÷12
毎月の給与が低くても、ボーナスが大きい場合は基準額を超えてしまう可能性があるため、合算での確認が必須です。
カット対象は「2階建て」部分の厚生年金だけ
年金には「老齢基礎年金(1階)」と「老齢厚生年金(2階)」がありますが、カットの対象になるのは後者の「厚生年金」だけです。
基礎年金はどれだけ稼いでも全額もらえるので、まずは「ねんきん定期便」で厚生年金がいくらなのかを確認することから始めましょう。
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これまでは「年金を減らされない程度に働く」のが正解でしたが、これからは「能力を最大限に発揮して、もらえるものはすべて受け取る」のが正解です。
2026年4月の改正は、経験豊かなシニア世代の背中を強力に後押ししてくれる制度です。配偶者やご両親が、これまでのキャリアに誇りを持って、制限なく活躍できるチャンス。ぜひこの機会に、ご家族で新しいライフプランを話し合ってみてはいかがでしょうか。
【執筆者プロフィール】
田端 沙織(たばた さおり)
キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー
証券・運用会社で10年超の勤務経験を活かし、ファイナンシャルプランナー・金融教育家として「正しく・分かりやすく」お金のことや資産運用について伝える講座や相談業務を行っています。得意分野は資産運用。中学生1人と小学生2人を絶賛子育て中。



















