気に入らない人がいたら舌打ちする

「駅ビルで買い物中、エレベーターに乗ったんですね。ある階でエレベーターが停まって、子連れのお母さんが入ってきて。でも、エレベーターに乗ろうとすると、子どもがグズるんです。で、なかなかドアを閉めることができない状態になって…。

僕たちは少し急いでました。次は予約していた店に行くタイミングだったので、早く地上まで降りたいな、みたいな。彼女はそのときすごくイライラしていて、小声で『迷惑じゃない?』と言っていました。

『乗りたくない! 嫌だ!』と騒いでいた子どもがやっと入ってきたとき、彼女は舌打ちしたんです。びっくりしますよね。その子のお母さんにも聞こえていたと思いますし、エレベーター内がシーンと静まり返りました」(28歳/サービス業)

もう少しおおらかな気持ちを持っていいのでは…と感じるエピソード。「器が小さいな」と思われる可能性も。

歩きタバコをして、吸殻を地面に投げ捨てる

「以前、喫煙者の女性とお付き合いしていたときのことです。僕は吸わないこともあって、我慢していたんですが、やっぱり喫煙者の女性は自分には無理かも…と思って、心が揺れていた頃でした。

喫煙するところ以外は好きでしたし、魅力的な人だったので。でも、決定的なことがあって、やっぱり別れようと決めました。普段は喫煙所でタバコを吸って、吸い殻を灰皿に捨てていた彼女が、ふいに歩きタバコを始めたんです。

『それダメでしょ、周りの人が危ないよ』と注意しても、『今、人がほとんど通ってないからいいじゃん』と言われ、吸い終わると地面に投げ捨てて、靴の裏で踏み潰したんです。引きましたし、別れを決意した瞬間でした」(32歳/IT)

歩きタバコも吸い殻のポイ捨ても非常識な行為。周囲の人を傷つける可能性のほか、景観を汚すことにもなります。そこまで想像力が及ばないのも、なんというか残念…。

相手が「この人、ありえない…」と思う基準は人それぞれです。「無理」と感じるスイッチも人によって違うでしょう。

ただ、「この行動は誰かに損害を与えるものではないか」「誰かを傷つける可能性はないか」という視点は、常に持っておきたいものですね。