×評価する

上手い下手を評価するのは止めましょう。「絵が下手だね」この一言を親が言っただけで子どもは「僕は絵が下手なんだ」と思い込んでしまいます。そして、二度と絵を描きたくなくなります。

絵なんか算数や文字と違って正解、不正解はないのですから褒めてやりましょう。まず、絵を描くことを好きになるのが一番です。

グチャグチャに描いた絵を「上手だね」と心にもないことを言えない場合は、次のように言ってみたらどうでしょう。

ママ「これはなあに?」
子ども「雲」
ママ「そうなのね。これは晴れの日かしら、素敵な空の色ね」

子どもが描く“人間の絵”も最初は丸の中に目と口だけだったのに、やがて鼻を描き、首も描くようになります。

たとえ子どもが描いた人間の絵に首がなくても、「首がないよ」と叱ってはなりません。

上手、下手を評価するのではなく、ただ描いた絵を認めてやればいいのです。これで嫌な気がする子どもはいません。どんどん描くようになり、いつの間にか絵らしい絵になってきます。

経験させ、アウトプットする

お絵かき指導にスポットを当てないでどんどん、経験させましょう。お出かけしたときに色んな景色を見せたり、たまには美術館に連れて行き名画を見せたり、こうして子どもの脳にいろんなものをインプットしていくのです。すると自然に“絵を描く”というアウトプットができるようになりますよ。

子どもの自由な発想力、表現力を伸ばすには、“お勉強的に指導すること”は避けた方がいいかもしれませんね。