人魚のミイラ(国立歴史民俗博物館蔵)

展覧会の目玉のひとつでもある、“ホンモノ”の人魚のミイラ。昨年作られたそうだから、世界で一番新しい人魚のミイラだ。人魚は伝説の生き物(とされていて)、これは作られたニセモノ。しかし、古くから伝わる製法で作られた人魚のミイラは、ある意味“ホンモノ”。なんとも不思議な感じだ。

人魚は薬として高く取引された。プラシーボ効果かもしれないが、それで本当に健康になった人もいたのだろうか? また、見世物としても人気があったらしい。ある意味人を幸せにするニセモノだ。

 

人魚のミイラの作り方も!

ちなみに図録にも人魚のミイラの制作工程が掲載されているので、興味がある方はチャレンジしてみてはいかがだろうか(ただし、材料の入手、様々な作業など、かなり困難を極めることが予想される)

 

怪しげな雰囲気

このエリアのテーマは見世物小屋で、のぞき穴をのぞくと妖怪が見える仕掛けなどもある。穴の向こうにあるのはニセモノと分かっていても、何だかドキドキしてしまう。実際に見えるのは可愛らしい妖怪たち。

 

覗き穴から妖怪をウォッチ
 
オニのミイラ(江戸時代 村田町歴史みらい館蔵)