流行に流されず、昔ながらの味と心意気を受け継ぐ「百年の老舗」の洋食を紹介。長年人々に愛され続けている名店の味はひと味違う。
ハイカラビーフカレー 950円 昔ながらのカレーなのにスパイシーな味わいが特徴。作り方は口伝で行われている。
<創業1903年(明治36)>日比谷松本楼(日比谷)
洒落た佇まいは森の中のオアシスのよう
緑あふれる日比谷公園に明治36年より店を構え、その名前は夏目漱石や高村光太郎の文学作品にも登場している。訪れる客層は近隣のビジネスマンや常連の中高年の方々と幅広い。天気のいい日は行列ができることも多く、昔ながらの洋食は今も多くの人に愛されている。
千代田区日比谷公園1-2
03(3503)1451
10:00~21:00(LO20:30)
無休
120席
禁煙
カード可
夜のみ予約可
昼目安約1000円~/夜目安6000円~
東京メトロ・都営地下鉄日比谷駅より徒歩約2分
ハヤシライス 1570円 一週間以上かけて煮込んだデミグラスソースがベース。甘味と酸味が絶妙な味わい。
<創業1902年(明治35)>洋食 黒船亭(上野)
時間をかけて作られたデミグラスソースは伝統の味
上野の不忍池近くにあるこの店の歴史は、明治時代後半に上野公園下に料亭「鳥鍋」を開いたことに始まる。現在の場所に移ったのは大正時代で、今の屋号は1986年(昭和61)から。フランス料理の経験をもつシェフが腕を振るい、時間をかけて日本人の味覚に合う洋食の数々を作り上げた。
台東区上野2-13-13
03(3837)1617
11:30~22:45(LO22:00)
無休
42席
分煙
カード可
予約可
昼目安2000円/夜目安3000円
JRほか上野駅より徒歩約4分
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