京都を拠点とするReady ONと東山堂による「SHINAI × BAMBOO UPCYCLE PROJECT」。竹刀の回収に協力した竹刀会員へ消臭炭を配布




京都の竹に新たな用途と価値を生み出すブランド「ANDBAM(アンドバム)」を展開する株式会社Ready ONは、京都を拠点に世界70か国以上へ武道具を届ける総合武道具メーカー・株式会社東山堂と連携し、「SHINAI × BAMBOO UPCYCLE PROJECT」を開始します。

本プロジェクトは、役目を終えた竹刀と京都の放置竹林整備で伐採された竹を活用した「東山堂オリジナル消臭炭」を、破損竹刀の回収にご協力いただいた竹刀会員の皆様に配布する取り組みで、愛着のある竹刀に新たな役割を与えたいという東山堂の思いと、京都の竹に新しい活用先を見いだすANDBAMの取り組みにより生まれたプロジェクトです。異なる場所で生まれた二つの「竹」の課題を、剣士の日常で使える製品へとつなげます。

■ 剣士の相棒である「竹刀」。その先の使い道を考える


回収した破損竹刀

剣道において、竹刀は日々の稽古や試合を共にする「相棒」です。しかし、使用による割れや破損によって、竹刀としての役目を終える時が訪れます。

愛着があるからこそ、簡単には捨てられない。そんな剣士の思いに向き合ってきた東山堂は、使い終えた竹刀に新たな役割を与える仕組みを構想してきました。

今回、その接点となったのが、武道の「道具を大切にする心」と、防具袋や部室で使う消臭用品でした。役目を終えた竹刀と地域の竹を、剣士が日常で使えるものへ。この発想を、東山堂との連携によって形にしました。

■ 京都の放置竹林問題


竹が密集し、斜めに倒れた竹が重なる竹林の様子

京都市内には約660ヘクタールの竹林があり、たけのこ農家の引退や竹材の需要減少などを背景に、その約4割が管理されていない放置竹林になっているとされています。

放置された竹林は景観を損なうだけでなく、地下茎によって周囲へ広がり、ほかの植物の成長や周辺の宅地・道路にも影響を及ぼします。
放置竹林の問題は、竹を伐採すれば終わりではありません。竹林の状態を維持するには継続的な手入れが必要ですが、竹材の需要が減少するなか、収益につながりにくい竹林の管理を続けることは、所有者にとって負担となっています。

また、放置竹林では手入れが行き届かないことで竹が密集し、枯れた竹が蓄積します。竹が豊富に生えていても、そのすべてが製品の材料に適しているわけではありません。竹材は曲がりや汚れの有無などによって評価され、竹籠などの製品には傷の少なさやしなやかさも求められます。そのため、伐採した竹を資源として生かすには、用途に適した竹を選ぶとともに、形状や外観に左右されにくい使い道を広げていくことが重要です。

■ 竹刀と放置竹林。異なる「竹」を結び、消臭炭へ




本プロジェクトでは、東山堂を通じて回収される破損竹刀と、京都の放置竹林整備で伐採された竹を原料に活用し、「東山堂オリジナル消臭炭」へと生まれ変わらせます。

稽古や試合で汗をかく剣士にとって、防具や防具袋にこもるニオイは身近な悩みの一つです。そこで、役目を終えた竹刀と京都の放置竹林整備で伐採された竹を、日々のニオイ対策に使える消臭炭へと生まれ変わらせます。
稽古を支えてきた竹刀が、今度は稽古後のニオイ対策を支える。素材を再利用するだけでなく、使う人の困りごとに応える新たな役割を与えることが、本プロジェクトで目指すアップサイクルです。

■ 道場から、再び剣士の日常へ


防具袋での東山堂オリジナル消臭炭の使用イメージ

東山堂は、竹刀会員の皆様のうち、破損竹刀の回収にご協力いただいた方へ「東山堂オリジナル消臭炭」を配布します。
消臭炭は、防具袋や部室など、剣士にとって身近な場所での使用を想定しています。稽古を支えてきた竹刀が形を変え、再び武道のある暮らしに関わる。そして、その商品を通じて、京都の竹や地域の取り組みにも触れていただく。そんなつながりを育てていきます。

実施時期や対象条件、参加方法などの詳細は、東山堂からの案内をご確認ください。

■ 消臭炭1袋につき5円を、放置竹林の整備支援へ


放置竹林の整備作業の様子

本プロジェクトでは、消臭炭1袋あたり5円を放置竹林の整備費用として寄付する仕組みを導入します。竹に新たな使い道を生み出すだけでなく、竹林を整備する活動への支援にもつなげていきます。

■ 京都の竹と、まだ出会っていない使い道をつなぐ

竹を、誰が、どこで、どのような思いで使うのか。その組み合わせを考えることから、新しい用途は生まれます。

今回の協業では、京都の竹が武道文化と出会い、剣士の日常で使われる消臭炭という役割につながりました。

ANDBAMは今後も、企業が大切にする文化や顧客との関係、地域のつくり手が持つ技術を結びつけ、京都の竹に新たな用途と価値を生み出していきます。



左:株式会社Ready ON 代表取締役社長 岡本 和樹  右:株式会社東山堂 布川 航平


■ 株式会社東山堂について

株式会社東山堂は、1989年創業、京都市に本社を置く総合武道具メーカーです。剣道をはじめ、居合道・合気道・柔道など幅広い武道の道具を取り扱い、製造から販売・物流までの一貫した体制を構築。世界70か国以上の武道家に製品を届けています。
本プロジェクトでは、剣士が大切にしてきた竹刀に新たな役割を与え、道具を大切にする武道の精神を次の世代へとつなぐことを目指しています。

公式サイト:https://tozando.com/

■ 株式会社Ready ONについて

株式会社Ready ONは、京都を拠点に、京都の竹に新たな用途と価値を生み出すブランド「ANDBAM(アンドバム)」を展開しています。地域の資源である竹と、企業や人々の暮らしを結びつけ、商品づくりを通じて新しい活用先を開拓しています。

放置竹林整備で伐採された竹を、日常で使われるものへ。素材を加工するだけでなく、「誰が、どこで、どのように使うか」まで考え、さまざまな企業・団体との連携を通じて、京都の竹の可能性を広げています。

■ 会社概要・お問い合わせ

【社名】株式会社Ready ON
【代表取締役】岡本 和樹
【所在地】京都府京都市下京区中堂寺粟田町93 KRP4号館3階
【設立年】2022年11月22日
【HP】https://ready-on.jp/

お問い合わせは、下記当社お問い合わせフォームからお願い致します。
https://www.ready-on.jp/contact
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