ランニング好きでもあり、キャンプ好き、また、自転車にも関心があるというアクティブな方にオススメなイベントがあります。
7月に長野県白馬で開催された「OMM LITE(オーエムエムライト)」は、アウトドア全般が得意な欲張りな方を満足させるものでした。ランニングだけ、キャンプだけだと何か物足りないという方は、必見ですよ。
そもそも「OMM LITE」とは、「OMM JAPAN」の入門編と言えます。この「OMM JAPAN」がまた難関な山岳チームレースで、それぞれのチームが独自にルートを選択し、時間内に数多くのチェックポイントを回りながらフィニッシュ地点まで戻るというもの。
と、ここまで聞くとそう難しくなさそうですが、開催されるのは2017年11月の長野県南牧村の大会。極寒の最中に1泊2日のレースに挑むので、それ相当の山のスキルが必要となります。
OMMの始まりは1968年。日本ではなく、イギリスで誕生しました。世界でもっとも古い2日間の山岳マラソンレースとされており、あえて厳しい気候条件が揃う時期に開催されるのが特徴。
それは、参加者の山のスキルを問うためのもので、公式HPでは下記のように案内されています。
必要な装備を全てバックパックに背負い常に携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。
参加者には山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術が不可欠であり、まさに『山の総合力』が試されます。
FINISH(ゴール)までの道筋は選手各々がその時置かれた自身の状況を把握し、自分の技術、体力を見極めながら、前進するか、戻るか。時には過酷な状況下でレースをやめるか、続行するか。
常に判断を迫られながら自分自身で行動を導き出します。 広大な自然と真正面から対峙しながら、自分の体力、走力、極限の精神状態と向き合いながら、2 日間にわたり繰り広げられるダイナミックな” マウンテンレース” を体感してください
これは気が引き締まりますよね。でも、安心してください。「OMM LITE」は、本家「OMM JAPAN」といくつか異なるルールがあります。
参加者が通るべきチェックポイントは、安全にアクセスできる場所に設置されており、山中泊ではなく、2日間ともにスタート/フィニッシュ地点はイベントセンターとなります。
イベントセンター内のキャンプエリアで過ごす方が多いですが、近隣のホテルや民宿に泊まってもOK。キャンプエリア内には、軽食やお酒を堪能できます。レース中に、コンビニへの立ち寄りも認められていますので、随分と、ゆるくイベントが楽しめるのです。
とはいえ、いざレースとなれば血が騒ぐ参加者は多く、「OMMLITE」でも、本気で挑んでいる方がほとんどでした。
さて、肝心の「OMMLITE」はどのようなイベントだったのでしょう。