青春を「自分の嫌いな食べ物」に例えた人

ひとりひとりが異なる青春時代を過ごしたからこそ、中には自分の嫌いな食べ物に青春の味を例えた人たちもいます。

 

 

ナナさん(24才・ヘアメイク)
理由「苦い、甘くない」

「とにかく嫌な思い出ばかり」だと語るこちらの女性は、自分の嫌いなネギに例えてくれました。

「一切の甘味がなく、ただひたすらに苦いだけ」とのこと。

大人になれば味覚が変化して、ネギの甘味にも気付けるようにもう少し年齢を重ねたら、青春時代のツライ思い出も「あれはあれで意味があった」と思えるようになればいいのですが…。

 

 

ミツルさん(23才・学生)
理由「とにかくツラかった。でも、今の自分を作ったスパイス」

高校野球をやっていたというこちらの男性。

唐辛子を食べた時のように汗だくになりながら毎日、練習に明け暮れたそうです。

からいものが苦手らしいのですが「スパイシーな今の自分があるのは、その時の経験があるからこそ」とのこと。

 

 

タカハシさん(32才・フリーター)
理由「部活の汗臭さ、甘酸っぱくはなかった」

どうやら、こちらの男性はネチャッとしてネバネバ~とした青春を過ごされたようです。

 

 

詩的な例えをしてくれた人

最後に、僕が「いいな」と思った例えをしてくれた人たちをご紹介します。

 

 

キヨヒコさん(21才・学生)
理由「冬に飲む麦茶のイメージ」

麦茶といえば、暑い夏にキンキンに冷えたものを飲むのが最高です。

しかし、こちらの男性は「冬に飲む麦茶」と飲む時期を限定して回答してくれました。

「わかるー!」と100%共感できたわけではないんですが、なんとなく切ない感じが上手く青春を表現しているなぁと感心してしましました。

 

 

 

ハルさん(22才・学生)
理由「甘いけど、なかなか見つからない(東京では)」

たしかに干し芋は田舎ではよく見かけますが、あまり東京では売っているのを見かけません。

ほっこりした優しい甘さが特徴的な干し芋ですが、がんばって探さないと手に入れることはできない…という意味では、上手く青春を表しているのではないでしょうか。

 

 

総括(まとめ)

20人の老若男女に「青春の味」についてご回答いただきましたが、「甘酸っぱいもの」を答えてくれた人は、ひとりもいませんでした。

しかし、失恋の経験や部活で汗を流した思い出という青春エピソードを聞いている僕は「甘酸っぱいなぁ~」と思いました。

青春エピソードを語る本人たちは「甘酸っぱくなかった」と言いますが、僕には甘酸っぱく見えました。

つまりこれは「隣の芝生は青く見える」ように、他人(ひと)の青春は甘酸っぱく見えるということなのではないでしょうか?

 

結論
青春は決して甘酸っぱくないが、
ひとの青春は甘酸っぱく見える!

 

 

ちなみに、僕は「激痛を伴うけど、勇気を出せばキラキラと輝ける」という意味で青春はクラッカーの味だと思います。

あなたは、何の味だと思いますか?

金さえもらえれば何でもやる守銭奴ライター。オモコロなどで活躍中。さも自分が発見したかのような顔で「ニベアの青缶がいいらしいよ」と、あんまりインターネットを見ない友だちに教えてあげるのが生きがい。おや? もしかして君もセブ山かも?