横浜駅北口をでたあたりの「狸小路」が気になります。(ochoriosさんのキニナル)

※本記事は2015年1月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。

まだ見ぬ後輩を行きつけの居酒屋さんへ連れていく企画(はまれぽ編集部には認知されていない)、今回は横浜駅西口から徒歩3分、北口から徒歩1分、ナウいお兄さんお姉さんが待ち合わせするのに人気なモアーズのすぐ近くの「狸小路」。

いざ、ぽんぽこ

「狸小路」はお寿司屋さんとラーメン屋さんの間に挟まれている。

気を付けていないと見落としてしまうようなこぢんまりとした入口。こういう控えめな外面を持つ人ほど、中身はすごいんだよなあ。

電光掲示板の下には店名がずらっと

まずは入口のすぐ横「伸寿し」へ突撃。開店前でしたが「狸小路」を知る足がかりをお聞きすることができた。

お話しくださったのは「お父さんにしたい男ランキング」で5位には入りそうな、素敵な背中をお持ちの松岡さん。しっっっぶいい2代目。

約60年前、第4回国民体育大会で三ツ沢が会場になることに伴い区画整理があった際、当時駅前で初代が屋台を出していたが移転し、ここにお店を開いたそう。

「ここらで一番古い店は、おでん屋のはな家だろ、それから味珍(まいちん)、のんきや、それからうちだな。ほかは代替わりして別の店になったりしてるよ」とのこと。

伸寿しの店内はカウンターとテーブル席

現在10店ほど飲食店がならぶ狸小路の名前の由来については「味珍の初代が付けたんだよ」ということで、以前はまれぽでも取材した豚の味珍へと向かった。伸寿しさん、ありがとうございました。

ということで、味珍へお邪魔した。
やはりここにも「お父様と呼びたい男ランキング」5位には確実にいらっしゃる方が。素敵な横顔の柳瀬さん。突撃取材にもかかわらず優しくお話しくださいました。

さっそく「狸小路」の名前の由来についてお伺いしました。「北海道に狸小路商店街っていう通りがあるんだよ。今のオーナーの先代が北海道出身で、同じ名前を付けた。自分も北海道の狸小路商店街にも行ったことがあるけど、もう少し大きな通りだったね」とのこと。以前小路の看板の名前が一瞬「西口飲食街」になったが、すぐまた「狸小路」に戻っていたこともあるそう。

昭和な感じがたまらない店内

現在の客層は常連さんが多いが、ここ10年で女性客も多くなった。私も今度妹と来ます。ありがとうございました。