ほぼ地元でしか食べられない「はやきた和牛」を食す

まずは、2万円以上の寄付でもらえる「はやきた和牛」。この和牛、地元でも希少価値が高く、生産している牧場はただひとつ。まずはその鈴木牧場へおじゃましました。

鈴木牧場では、年間70頭ほどのはやきた和牛を出荷。牧場には種牛などを合わせると230頭ほど飼育されています。

牧場主である鈴木努さんによると

「水は天然の湧き水を使い、牛にストレスがかからないように常に牛舎をきれいにしています。また湿気も牛にはよくないので、通気性にも気を付けています。とにかく味にこだわって飼育しています」

とのこと。確かに牧場は臭いもなくきれい。はやきた和牛として販売されているのは道内でもほぼ安平町のみ。その他は九州の提携レストランだけなんだそう。いったいどのくらいおいしいお肉なんでしょうか。

はやきた和牛が食べられるという、ノーザンホースパークへおじゃましました。こちらは「馬と大地と、人と絆」をテーマに、牧場をメインとした公園です。競走馬の牧場も兼ねており、敷地内ではサラブレッドが見られます。実は安平町は、競走馬の牧場も多数ある町なんですよ。さっそくレストランへ。

ドドーン! こちらがはやきた和牛のステーキです。ノーザンホースパークでは「はやきた鈴木牛」という名前でメニューに掲載されています。このステーキは、肩ロースとサーロインを網焼きにしたもの。お味の方はとってもジューシー。和牛特有のやわらかさと、濃厚な牛肉の味わいが楽しめます。また上質な脂身は甘く、口の中で溶けて広がる感じ。こんなおいしいお肉が、限られたところでしか食べられないなんて!

ノーザンホースパークの方にお伺いしたところ、肉の脂がくどくなく、さっと火を通しただけで肉本来の旨味が味わえるそう。そのおいしさに惚れ込み、メニューに加えたのだとか。お客様にも好評で、婚礼時のメイン食材としても使用しているそうです。
 

はやきた鈴木牛のハンバーグも楽しめます。ハンバーグといっても、食感はお肉そのもの。はやきた和牛特有のおいしさをあますところなく堪能できます。