「今年こそダイエット!」なら、心機一転、これまでの“食べグセ”を見直してみる絶好のタイミングです。

今回は、わずか1年で20kg痩せた管理栄養士の麻生れいみさんのダイエット法をご紹介していきます。

麻生さんのダイエット法はずばり「糖質制限ダイエット」。

よく知られるようになった糖質制限ダイエットですが、実際は、「正しい糖質制限」でないと意味がないのです。

ダイエットがうまくいかない理由の一つが「隠れ糖質」です。

「隠れ糖質」を摂っていては、いくらご飯を食べなくても意味がありません。

この隠れ糖質を摂りやすいのが、外食時です。

外食は総じて高糖質になりやすく、リバウンドの危険度も大。太らない外食の方法を身につけられると気持ちの上での挫折も防げます。

今回は、麻生さんの著書『「ごはん」は最後に食べなさい』(マガジンハウス)から、外食時の糖質オフのコツをご紹介します。

@カフェ/カフェでは、デニッシュではなくクロワッサン

朝食や仕事の合間にカフェに立ち寄ることもありますよね。

軽く食べたい時に便利なカフェですが、糖質が多くダイエット向きとは言えません。

そんな時も糖質オフするなら、デニッシュよりもクロワッサンをオーダーしましょう。

カフェで朝食を摂る人は、甘いデニッシュより、 クロワッサンを選びましょう。
クロワッサンは薄い生地を何層も重ねて焼き上げているので、1個あたりの小麦粉の使用量が少なめ。6枚切りの食パン1枚の糖質量は角砂糖9 個分ですが、クロワッサン1個の糖質量は角砂糖 6個分。食パンより低糖質です。
また、糖質は脂質と一緒に摂ると血糖値の上昇がゆるやかになります。クロワッサンはバターをたっぷり使っているので、血糖値の上昇が比較的ゆるやかです。

出典『「ごはん」は最後に食べなさい 「食べグセ」でかんたん瘦せ』

@コンビニ/コンビニ弁当に加えたい、 唐揚げ+カップスープ

糖質制限中はタンパク質を多めに摂る必要があります。理想の量はおおよそ1食あたりタンパク質の量は、手のひら一枚分と覚えておきましょう。

あっさり系のコンビニのお弁当では、足りないので、ちょい足しします。

「手のひら1枚分のタンパク質」を摂るには、コンビニ弁当に入っている小さな肉や魚だけでは、とても足りません。
タンパク質不足で筋肉が減少してしまうと、基礎代謝が低下して太りやすくなります。また、タンパク質不足は冷えやムクミを招きます。
コンビニ弁当食べるときは、ぜひタンパク質のお惣菜を一品プラスしましょう。
おすすめはワカメスープやオニオンスープに唐揚げ、スープに唐揚げを入れると意外にも合う上、体を温めて代謝を上げてくれます。

出典『「ごはん」は最後に食べなさい 「食べグセ」でかんたん瘦せ』

@うどん屋/人気のうどん店では、 天ぷら2種をプラス

全国で店舗が増え、人気の讃岐うどん系のお店。

糖質が多いうどんですが、食べ方次第で血糖値の急上昇を抑えることができます。その鍵はトッピング。

讃岐うどん系の店はトッピングの天ぷらが豊富で、しかもかなりビッグ。サイドメニューも充実なので、タンパク質や野菜もしっかり摂れます。
讃岐うどん系のお店の天ぷらは、小食な女性ならひとつで満腹になるサイズですが、できれば2種はプラスしましょう。
おすすめは、エビ天、イカ天、ゲソ天、鳥天などのタンパク質系の天ぷらです。 野菜のかき揚げは、高糖質な玉ねぎがたっぷりでNG。ちくわをまるごと1本天ぷらにした磯辺揚げも、ちくわそのものが糖質を多く含むのでNGです。サツマイモ天や、カボチャ天、コロッケなどのイモ系のトッピングも避けましょう。

出典『「ごはん」は最後に食べなさい 「食べグセ」でかんたん瘦せ』

カレーうどんもとろみをつけるために片栗粉を使用していることが多いので、NGです。