4.褒めなくてもいいことまで、やたら褒める

そんなことできて当たり前のことなのに、口癖のように「いい子ね」「いい子ね」と連呼しているとだんだんと耳にタコができてしまいます。そして「お元気でまたお会いしましょう」的のような社交辞令と化してしまいます。

「昨日はニンジン残していたけれど、今日は頑張って食べたのね。嬉しいわ!」「その玩具で遊びたかったのに、弟に譲ってやって我慢できて立派だよ」と本当に褒められるべきことをしたときだけ称賛しましょう。そして、具体的に伝えましょう。

5.ありきたりな褒め方をする

「いい子ね」「偉いね」「かっこいいね」「素敵だね」という褒め方はいずれネタが尽きます。誉め言葉の語彙としては、ボキャブラリーが少なすぎるかもしれません。

次第に子どもは「またそうやって僕をおだててやらせようとしている」と見抜くようになります。

かといってそんなにたくさんの言葉を駆使して褒めるのは難しいですよね。そんなときはニュースのアナウンサーの実況中継の真似をしましょう。

  • 「玩具片づけているね」
  • 「食事を残さず食べているね」
  • 「頑張って練習しているね」

これは褒めるというより「あなたの行動をいつも見ていますよ」の愛情表現です。つまり、認めているということです。何をしていても無視される、気づかれないのは悲しいものです。

“褒める”とはイコール“認める”ことなのです。

何でも褒めればいいってもんじゃありませんので、参考にしてくださいね。