4.鏡
河井「自分の姿を鏡で見るのも喜びます。抱っこして一緒に見てもいいですし、子どもだけでも喜びます。一緒に姿を見ているときに、口を大きく開けたり、目をつぶったりしてみても面白がると思います」
5.動物のマネ
河井「特に身近な犬やネコなどだと、鳴き声のマネも含めて乳幼児は好きですね。絵本や写真を見せながら動物のマネをすると、より効果的です。普段、見たことがある動物や本などで知っている動物への反応は特にいいです」
乳幼児を喜ばせる動きのコツは?
最後に、河井さんに、乳幼児を喜ばせる動きのコツを教えていただきました!
1.身近なものを題材に
河井「乳幼児を喜ばせるコツは、先ほどもお伝えしたように、すでに知っていることや身近なものを題材にすることがポイントです。」
2.何度も同じ動きをする・動きを大げさにする
河井「何度も同じ動きを繰り返しするといいですし、動きは大げさにするとよりわかりやすいので喜びます」
3.声かけは「オノマトペ」で
河井「声かけも入れましょう。普通の声かけでもいいのですが、幼児なら『オノマトペ』を入れるとより効果的です。
オノマトペとは、擬態語や擬音語のこと。『ワンワン』『ニャーニャー』などの動物の鳴き声や『サラサラ』『ザーザー』などの自然の音、『ワクワク』『ドキドキ』などの気持ちを表す言葉などを意識して入れると良いでしょう」
4.大人も楽しみながらやる
河井「大人自身も心底、楽しみながら動きを見せてあげることも大切です。乳幼児も親が楽しんでいると、楽しい、嬉しいという感情を持ちますので、子どもや赤ちゃんと向き合う上でとても大切なことです」
いかがでしたか? 乳幼児を喜ばせたい!と思ったら、ぜひこれらのコツを押さえて、ぜひさまざまな動きや表情で試してみてくださいね。
【取材協力】河井恵美さん
エミリオット助産院。
この仕事が大好きで、助産師・看護師に25年以上従事。現在、シンガポールの産婦人科クリニックに勤務している。患者さんへの充実したアドバイスのために、保育士の資格を取得し活用している。
また世界にいる親御さんを応援するため、インターネットでエミリオット助産院を開設している。