待合室から病院の中へ!
まず恐怖をかきたてるのは音。赤ん坊の泣き声、うめき声。ただ聞こえるだけじゃない。耳にまとわりつくように立体的に響くのだ。他にも突然ロッカーを叩く音、床や壁を叩く音。あちこちで音が迫ってくる。
採血室、レントゲン室、診察室、新生児室、ロッカー室など、実際の病院と同じように部屋がいくつもある。
小道具には、実在する廃病院のものを使用
廊下には死体のような人形が置かれていたり、内蔵がつるされていたり、ベッドには死体が……。ホルマリン漬けになった骨や内蔵。血の海。医師に殺された患者や看護師さんたちだろうか。
ここでも細部へのこだわりがすごい。暗いからといって手抜きはない様子。実際に取り壊しになった廃病院3ヶ所から道具を集めたのだとか。リアルなはずだ。
視覚を全て奪われる恐怖「暗闇通路」
特に怖かったのが「暗闇通路」。
とにかく一切の光がない暗闇だ。何もないとよけいに想像がかき立てられる。手すりに沿って歩くだけなのに、何かが手に触れただけで、ビックリして飛びあがった。なんだか分からないという状態が不気味で一番精神的にこたえる。
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