サッカークラブでの「体験」と「経験」

先日、こうしたよい「経験」のつくりかたを、実際に肌で感じる機会がありました。
私の息子はサッカークラブに入っている、サッカー少年です。

しかし、周りは以前からサッカーをやっている強者ぞろい。息子はレギュラーになることはできず、落ち込んで帰ってくることもしばしば。「僕サッカー下手だもん」と言うなど、親の私からすると少し心配な面もありました。

しかし、あるときを区切りに息子が再びサッカーの練習にとても楽しそうに向かうようになったのです。

なんでも、コーチに、「試合にでたいという気持ちを持っているのはいいこと。次回に向けて努力してチャレンジすれば、●●くんはサッカーがうまいから絶対大丈夫」と言われたとのこと。

こうしたコーチの声かけは、「レギュラーになれなかったのは、僕がサッカーが下手だから」と自信を失っていた息子にとって、「いっぱい練習すれば、試合にでれる!」と考え方を変えるきっかけになっていたのだと思います。

単純なようで、でも重要な考え方の差を伝えてくれたコーチの姿に、やはり「体験」はどう解釈するか(=どういう「経験」にするか)が大切なのだと実感しました。

子どもの「経験」を親も一緒に考えて

「体験」はとらえ方次第で、どんなよい「経験」にもできる。だからこそ、子どもがした「体験」を親も一緒に考えてみることが大切だと思います。

その時、その場所に合わせてとらえ方は様々でよいと思いますが、子どもはそうした親の姿勢を見て、「体験」を「経験」にするとはどういうことかを学んでいくのだと思います。

「本当に価値のある、『ブレない自信』をつくるのは「体験」ではなくて「経験」なんだよ」みなさんもこの言葉の意味についてぜひ一度ゆっくりと考えてみてほしいと思います。

(Conobie)

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