「ギャー!!!」
エレベーターに手首のあたりからバッサリと切り落とされた、手が落ちていました。普通にビックリ! 演出上の小ネタ? なにかの間違いで取り残されていたのでしょうか?
ちなみに戻ってきたとき、手は消えていました。誰か持って帰ってしまったのでしょうか? こういうのは、心臓にきますね。
もう海外に行けない……。
怖い、というかひどい映画「ホステル」鑑賞。
「ホステル」は2005年に制作されたアメリカ映画。スロバキアにある田舎町が舞台となって、犯罪組織(ほぼ町ぐるみ?)が人の命を売買して弄ぶという、怖いというか、かなりひどい映画。そのホステルに泊まった旅行客は、ほぼターゲットにされ恐ろしい目にあいます。
もう海外旅行に行っても誰も信じられません……。実話ではないのが救いです。
映画終了後、また来るか? 次は驚かないぞと思っていたら、やっぱり謎の男、登場。そして、いつのまにか会場の後方に、血だらけの女性……。
座って映画を観ていた女性客に詰め寄る。手には刃物!
いや、演出とは分かっているのです。もちろんみんな分かっているのですが、会場の空気の張りつめようが半端ないです。さっき見た映画の世界に、シンクロしているような、なんだか不思議な感覚でした。
近くの女性客は、男と目をあわせないように、ずっと下を向いていました。
血だらけの女性も連れ去られて行きました……。 そして、会場に残されたのは映画にもでてきた、あの処刑イス……。思いだすだけでゾッとする……。
衝撃が強すぎて、3本目の「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」は断念。これら全ての作品をぶっ通しで見られる人は、一体どんな精神構造をしているのでしょうか。
帰りは、やっぱり月島だし、もんじゃ……もんじゃ……。
と思ったのですが、映画の“あんなシーン、こんなシーン”が頭に浮んでしまい、断念。結局、ネギ焼きを食べて帰りました。ホラー映画のあとのもんじゃはおススメできません。
怖すぎるホラー映画祭。非日常の恐怖を思う存分味わえて、心底ひんやりでした。そして、ヒトの恐ろしさをまざまざと感じた一日となりました。夜、絶対、眠れない!
取材:橋村望