3:相手との価値観を調整しようとする

例えば「家近いんだったら、遊びに行くから場所教えてよ」 なんて言われて、いきなり教えないなんて、 女性にとっては当たり前のことです。

最初に書いた肩書きや職業で見てしまう人の話ともつながりますが 、1回を断ったらすぐに「俺のことに興味がない」とか「嫌われた」と感じるのは、そのお客さまにとっての「 キャバ嬢はこういうものだ」という価値観を押し付けているだけ。 こういう男性は、 ほかの場面でも人に価値観を押し付けている可能性があります。

「“これが俺の飲み方だ!”と押し付けてくる人も、 お客さまの中にはいますよね。でも私は、 価値観は押し付けるものではなくて、 理解して広げていくものだと思っています」と、Kさん。

そのまま相手の価値観を真正面から受け止めるのではなく「時間をかけて、調整していきたい」と伝えて、 根気よく接していく。そうやって価値観を調整していくことで、 お互いだけでなく、相手の周りにとってもプラスに働いていき「 この子を手放してはいけない」 と相手が感謝してくれるようになるのです。

4:定言命法を地でいく

ざっくり言うと「行為は常に義務・ 普遍的道徳的法則への忠誠心からくるものでなくてはならない」 というのが、『定言命法』です。

今はSNSの普及によって、 第一に「承認欲求を満たそう」 と行動してしまう人が増えています。そういった「人によく思われたいから○○をする」ではなく、「母の手伝いはすべきである」などの道徳心に忠実に従うのです。

ギブの精神にも通じるところがありますが、 定言命法を意識して行動をしていると、裏表がないため、 人から信頼を得やすく、信用されやすくなります。すると、 自然と人が集まり、気づけば愛され女性になっているのです。

なにかしようとする時、「誰かに認められたくてやっていないかな?」と、 一度立ち止まるようにしてみてくださいね。

「愛され女性になりたくて“愛されたい!” という気持ちを前面に押し出すことは逆効果です。 愛されたいなら、まずは愛することから始めてみて」と、Kさん。

でもそれは、相手の要望になんでも応えるわけではありません。 愛される側に立ったときを考えて、 上手に調整していくことも忘れずに。ゆっくり時間をかけて、 真の愛され女性に近づいていってくださいね。

ライター・コラムニスト。1988年生まれ。大学卒業後にマスコミ業界3社で働くが、行く先々でパワハラに遭い、退職。引きこもりになったのをキッカケに、ライターに。キャバ嬢として年間500名以上の男性を接客した経験や半年で25キロのダイエットに成功した経験などを活かした、恋愛・美容系記事が得意。その傍ら、フリーランスやライターになりたい方向けの相談に乗る個別セッションをおこなっている。「体内時計をコントロールして、健康でキレイになる」をコンセプトにしている“健康&生活リズムカウンセラー”の資格を保有。