ラジオ体操のいいところ

ラジオ体操のいいところとはどんなところでしょうか。全国ラジオ体操連盟のホームページに以下のようなポイントが紹介されています。

覚醒効果が得られる!

目を覚ました直後は神経の動きも鈍く、刺激に対する反応が遅かったり、筋肉と神経の協応動作もうまく行われません。睡眠中は血液も内蔵に集中しており、血液が脳や筋肉に循環しないとなかなか覚醒することができず、仮に朝起きてじっとしたままの状態で過ごすと覚醒するまでに3時間前後かかるといわれています。

朝、ラジオ体操をすれば、スッキリとカラダを覚醒させることができ、朝から脳も身体もしっかり動かすことができるというわけですね。 

身体を無理なくまんべんなく動かすことができる

©Kathryn,/Flickr

「ラジオ・テレビ体操」は、人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組み合わせてつくられています。また、「みんなの体操は、全身の、特に委縮しがちな筋肉を伸展させ、リラックスしながら血行促進を図り、ストレスの解消にも効果があるとされています。

平成十二年に発表された日本体育大学の浅岡直美さんの「ラジオ体操についての一考察」という論文によると、ラジオ体操(第一・第二)の効果について「十三種類の運動によって全身を動かし、ふだんの生活では使用しない筋肉や関節、骨に影響を与える。特に筋肉や関節を十分動かすことによって柔軟性の向上、血行増進からの肩こり、腰痛の予防・回復を期待することができる。

また、骨に刺激を与えることによって骨の成長・活性化を促し骨密度低下の予防・回復も期待することができる」と、述べられているのだそうです。

ラジオ体操15分で、ウォーキングを15分したのと同じ効果も!?

全国ラジオ体操連盟のサイトで紹介されている「主な運動の消費カロリー量」(四訂・日本食品標準成分表より作成)によると、体重50キロの人が15分間運動をしたときの消費カロリーを比較すると、ラジオ体操を15分と速いペースのウォーキングが57キロカロリーで同じ消費量となっています。

©全国ラジオ体操連盟

ちなみに軽いジョギングの消費カロリーは87.75キロカロリーとなっています。

つまり、消費カロリーの点を見ても、全身を動かすことができる、という点でも屋外でも屋内でも気軽にできるラジオ体操、テレビ体操をやらない手はないのではないでしょうか。