交際中であっても恋人未満の関係であっても、仲がこじれると「すぐに」LINEや電話などの連絡先をブロックしてこちらを遠ざける相手を見ると、悲しくなりますよね。

ブロックには強い拒絶感があり、嫌われたように感じる自分を見るのはつらいことですが、そんなことが「できてしまう」相手にもまた事情があります。

心の距離が近い人をあっけなく拒否するのはなぜなのか、またそうされたときはどう考えればいいのかについて、お伝えします。

どうしてブロックするの? その心理と関わり方

「これ以上のストレスに耐えられない」からブロックする

筆者がよく聞く流れは、相手が恋人であれそれ未満の人であれ、「深い好意でつながっていると思っていた人との間に溝が生まれると、まともに話し合いを続けることなく早い段階でLINEや電話をブロックして音信不通に持っていく」ケースです。

別れ話や関係の終わりが出るような雰囲気に「なったとき」にすぐ行動を起こしており、直前のその人の状態を聞いてみると「怒っていた」「不機嫌さが全開だった」「こちらを責めてばかりいた」と、ネガティブな状態であることがほとんど。

衝突の原因がどちらにあれ、ふたりの仲がつまずいている状態を解決することなくブロックするのは、これ以上のストレスを感じたくない、もう耐えられないというサインでは、と感じます。

ブロックにはいっさいの接触を否定するような強い意思が感じられ、そうすることで心を守っているのですね。

また、それをする自分を見せることで「近づくな」「関わるな」と相手にメッセージを送っています。

ふたりの状態が悪くなると「すぐに」ブロックを発動させる人は、それだけ事態を冷静に考える余裕がなく、痛みから逃げることにのみ意識が向かっているのでは、と筆者は感じます。