身近な人と衝突やすれ違いが起こると、「すぐに」貸したものを返せと迫ったり連絡先をブロックしたり。
相手とのつながりを断ち切りたくなる衝動は、そのネガティブな状態に心が耐えられないからといえます。
そんな一方的な拒絶が相手との仲直りも不可能にしますが、他人との縁が続かない人の特徴が「すぐ切羽詰まる」こと。
焦って起こす行動にはどんな危険があるのか、お伝えします。
切羽詰まって、相手との関係を壊してしまうのはなぜ?
極端な行動に走る人に相手が感じる戸惑い
ある女性は、仲がよく交際を考えていた男性と些細なことで喧嘩になり、LINEでお互いの気持ちについて話し合っていましたが理解しあえずに気まずい会話のまま終わりました。
「しばらく頭を冷やしてまた連絡しよう」と女性は考えていたそうですが、次の日に男性から送られてきたのは「貸している本を返してほしい」というメッセージで、つながりを切ろうとしている雰囲気を感じ取ります。
「その本は、つい先日『ゆっくり読んでね』と彼が言ってくれたもので、それをちょっと気まずくなったからすぐ返せって、拒否されているなと思いました」
女性は「わかった」とだけ返し、次の日には彼が帰宅する時間に合わせて玄関に本を置きます。
その連絡を最後に、男性とは音信不通になりました。
「LINEを送っても既読がつかなくて、電話をしたらブロックされていました。私は終わったとは思っていなかったのに、彼のほうはあれでもう無理となったのでしょうね。
何も解決できないまま終わるなんて、悲しいです」
と女性はうなだれますが、ショックなのは拒絶される自分を目の当たりにするのと同時に「すぐに終わる決断を下す」男性の姿。
自分は改めて話し合いたいと思っていたのに相手はそうではなく、しかも先日の自分の発言をあっけなくひるがえして貸したものを返せと迫る姿に、「心の余裕がないのだな」と感じたそうです。