1474人の中から選ばれたキャストに直撃! 仲良しメンバーたちが作る『転校生』とは?
本広氏にインタビューをした翌日、キャストの中から芦那すみれ、石山蓮華、伊藤優衣、伊藤沙莉、堺小春、永山香月の6名に協力いただき、『転校生』について自由に語ってもらった。
――今回はみなさん21世紀にはばたく21人として選ばれたわけですが、皆さん本当の女子高生みたいで仲がよさそうですね。
伊藤沙莉:仲は良いかもしれないですね。こんなに女子がいるのに何もないから。
伊藤優衣:そうだね。
伊藤沙莉:むしろ何か起きないかと待ってる自分がいる(笑)
堺:やめてよー(笑)
石山:こんなに若い子が21人、しかもみんなすごい個性的だし、けんかがあったり、泣き出す子とかいたりするかと思ってたけどね。
伊藤沙莉:お芝居のことでディベートすることはあるけど、それは作品のことを考えてのことだし、個人的なことを持ち出す子がいないね。
永山:私なんて四国の田舎から出てきたから、「田舎っぺ」っていじめられると思ってきた(注:永山は現在四国の大学に通っており、顔合わせ前日に上京)。
全員:えー!
永山:だから、なんでみんなこんなに優しいんだろうと思って。
伊藤優衣:今回はそれぞれ役割をちゃんと把握してるよね。
伊藤沙莉:「自分が、自分が」って感じで出っ張る人がいない。
――作品的にもそういうことが求められていますもんね。ところで、今回苦労したところはありますか?
堺:複数の会話が同時に進行する「同時多発会話」ですかね。自分のセリフだけじゃなく、周りにも気を使うので、終わるとぐったりします(笑)。
芦那:私はセリフを入れるのが大変でした。みんなは2日目ぐらいにはセリフが入ってたのに、私は5日目ぐらいでした。
伊藤優衣:最初は1人4役か5役ぐらいやってたしね(注:最初は役柄を決めずに稽古に入り、正式に役柄が発表になったのはこのインタビューの後)。
石山蓮華:私も「同時多発会話」の全体を見ながら個人でのお芝居もやらなきゃいけないっていうのが大変で…。
芦那:でも、普段やってることではあるんだよね。
伊藤沙莉:オリザさんのセリフって普段の会話みたいなのがメッチャ多いから、普通の生活でできてることが台本ってなるとできないのはおかしいと思って、それを叩き込むのが大変だった。
伊藤優衣:でも、日常会話のお芝居だから、見ている人は女子高の様子をくり抜いて見てるって感じかも。