“メジャー感”をちゃんと形として出せてる
──メジャーデビューシングルを引っさげての全国ツアー<LoVendoЯ LIVE TOUR 2015 MAJOЯ!>が7月25日より始まりましたが、手応えはどうですか? 岡田万里奈さん(Vo)の初作詞となる新曲も披露されていますね。
魚住:“メジャー感”をちゃんと形として出せてると思います。私が曲を書かせていただいて、万里奈ちゃんが詞を書いて、メンバーで作詞作曲できたのが、バンドとしての一歩をちゃんと踏めたなぁ、と実感しています。
──先ほど、最初の頃は「楽曲のことに対して何も言えない自分たちがいる」とおっしゃってましたが、今では曲作りもみんなで話合えるようになったと。
魚住:ツアーに向けて「こういう曲やりたいね」みたいな。それによって、まとまりもすごく出てきました。
──曲作りは普段から積極的に行っているのですか?
宮澤:ツアー後半に向けてだったり、追加公演があったら、そこでまた新しい曲を投入しよう、という感じで進めたりします。
魚住:「メジャーデビューシングル曲に負けない曲を書かなきゃ」という思いがあります。期待に応えたいし、「メンバーはこんな曲しか書けないの?」と思われたらイヤですから。バンドのギタリストとして、たくさんの曲を書きたいですし、表現者のひとりとして、そういうところでもアピールしていきたいです。
──歌も知名度も確立されている田中さんと一緒にバンドをやる、横でギターを弾く、ということに対しての“ギタリストならでは”の気負いや、プレッシャーみたいなところはありましたか?
魚住:田中さんの歌を邪魔しちゃいけないですし、ヘタクソに見られたら終わりだなとは思ってました。まぁ、実際ヘタクソだったんですけど(笑)。ギタリストが前に出すぎてもダメだなとか、ライブパフォーマンスもすごく考えてましたね。
田中さんはその存在としてひとりでも目立つのは当たり前なので、「岡田万里奈ちゃんが死なないステージにしよう」ということだったり。ライブ取材があると、やっぱり田中さんの写真がメインになるので、「じゃあ、どうやって万里奈ちゃんに絡めば、写真を撮ってもらえるのか」とか。どうやって自分たち3人を表現したらいいのか? は常に考えてましたね。
宮澤:いろんなニュースに取り上げられても、まず第1は田中さんなので。私たちもひとりひとり名前を売っていかないと、というのはこれからの課題のひとつでもあります。どんどんアピールしていかないと。