「ギターソロ、変えたよね」と
言ってもらえることがすごくうれしい

──最近、ライブで右手にグローブを着用してますが、ギタープレイに支障があったりしませんか?

宮澤:ミュートもちゃんと出来ますし、問題ないです! すごく気に入ってるんですよ。“MIYA THE WORLD”(親指・人差し指・中指を伸ばして両手をクロスさせる、宮澤の決めポーズ)が映えるんです。

──ロックなアピールで素敵だと思います(笑)。魚住さんは、プレイでも攻めてますよね。たとえば、『イクジナシ』のギターソロを毎回変えてくるのが印象的です。

魚住:私は同じことするのが好きではないので(笑)。毎回ギターソロ考えるのはすごく好きで、『イクジナシ』はパターンが色々考えられますし、弾いていてすごく楽しいです。リリースイベントなどで1日3公演あると、全部観てくれるファンの方もいるので、そう考えると毎回違うもの見せたいんです。

最初はギターなんて聴いてくれてないんだろうな、と思ってたんですけど、握手会などで「ギターソロ、変えたよね」と言ってもらえることがすごくうれしくて。ヴォーカルだけじゃなくて、ちゃんとギターも見て、聴いてくれているんだ、と。だからちゃんとそれに答えたい。何回観ても飽きさせない、そういうステージにしたいですね。

ツイン・ギターの王道をやってるな、と思います

──お互いのギターサウンドやプレイについて、棲み分けだったり、話し合ったりしますか?

魚住:最初は音分け、「低音担当、高音担当」というように、はっきりさせなきゃいけないと思ってましたし、周りからもそう言われて、悩んだ時期もありました。

マリンは芯がしっかりしているので、「私、こういう音が出したい」というのが明確に出てたんですけど、私は周りの意見に左右されちゃって、どういう音作りをしていいのか解らない時期があったんですよ、それが2013年の冬。今は自然とサウンドメイクがうまくいってるので、耳が肥えたのかなぁと思います。

宮澤:プレイに関しては、特にインストのときに、いろいろ話し合いました。私たちは“ツイン・リード”が売りなので、ハモりの重なり方や絡み具合はこだわってます。たとえば、私の作曲した『Princess of lone castle ~孤城の姫君~』は、ずっと同じメロディーをハモっているのではなくて、「そっちがこう来たら、こっちはこういう攻め方をしよう」ということをふたりで表現したくて。