都市部を中心に「中学受験」を考える家庭が年々増えてきています。
中学校受験と言えば「通塾」が必須ですが、少し前は小学校4年生から塾に通う人がほとんどでした。しかし最近では小学校1.2年生から塾に通う子どもが増えてきています。
早くから受験対策をすることには色々な意見がありますが、小学校低学年から塾に通わせるメリットやデメリットはそれぞれ。全てが「塾に行かせているから安心」とはいかないようです。
そこで今回は、小学校1年生から3年生の子どもを通塾させているママ達に、小学校低学年からの通塾のメリットとデメリットを聞いてみました。
子ども次第とは分かっているけれど・・・通塾のメリット・デメリット
受験を考えるなら早いうちから問題を解くコツを身に着け、勉強の習慣を身に着けておくと良いとは言いますが、そのような時頼りにしたいのが「塾」です。
塾は考え方の基本から解き方のコツを教え、教えたことを宿題にすることにより家庭での勉強の習慣化をはかる工夫をしていますから、親にとってはとても頼りになります。
しかし、残念ながら良いことばかりとは言えないようです。では小学校低学年から通塾するメリットやデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。先輩ママ達に聞いてみました。
メリット1:勉強の理解が深まる
学校の授業の先取りをするのが塾ですが、塾へ行っている子は、塾で習ったことをもう一度学校で習うことになります。
塾で予習をしているようなものですから、同じ単元を学校と塾のダブルで学ぶ体制が勉強の理解を深めることにつながりますからメリットと言えるようです。
メリット2:宿題が出ることによって勉強のスケジュール化と、習慣化がはかりやすい
ご存知でしょうが、塾は宿題を出します。塾にもよりますが、予め曜日ごとにスケジュール化された状態で宿題を出すところもあるため、自分で勉強のスケジュールを立てる必要がありません。
また、宿題を提出する必要があるため、家庭学習の習慣がつきやすいのもメリットだと言います。
メリット3:意識の高い友達ができる
塾は受験を目指す意識の高い子どもが集まります。意識が高いのは親だけということもあり得ますが、少なからず学校の友達よりは勉強に対する姿勢において前向きの子どもが集まっているはずです。
意識の高い友達は受験においては重要で、「あの子には負けたくない」と競争心も一緒に養ってくれれば、塾に行かせるメリットはありそうです。
メリット4:勉強へのモチベーションを維持しやすい
勉強にはモチベーションというものが必要ですが、このモチベーションの維持がとても難しいと言われています。
塾で会う先生や友達は勉強でつながっている仲だけあって、一緒にいるだけでも勉強に対するモチベーションが保たれやすいのだとか。くじけそうになっても励ましてくれたり、解決策を導き出してくれたりと、塾の存在はモチベーション維持には欠かせないというママもいました。