3.存在を否定する
- 「○○さえいなければ、ママはもっと色んなことができたのに」
- 「子どもなんか生まなければよかった」
- 「一生懸命育てているのに、どうしてママを困らせる子どもになっちゃったの」
子どもの存在そのものを否定するような言葉は体罰と同じです。身体の傷よりも心に負った傷はもっと根を深く下してしまうこともあります。
4.親が泣き真似をする
子どもが言うことを聞かないとき、親が泣き真似をしてつい言うことを聞かせたくなります。親が泣くと子どもは「大好きなママを悲しませてしまった」と焦り、不安になり結果的に言うことを聞きます。
けれども、絶対的オアシスである親が涙を見せると子どもはとてつもない不安にさいなまれます。子どもの行動で親が残念な顔をする程度はいいですが、泣いてはいけません。
更にそれが“子どもの行動をコントロールするための嘘泣き”だとバレてしまってからは信用されなくなってしまいますよ。
5.叱りっぱなし
叱ることで心に響けばその直後の態度は必ず改善されています。これを出来て当たり前とスルーしないようにしましょう。「さっきは散らかしていたけど、注意されてからはちゃんと片付けて偉いね」と褒めることお忘れなく。
また、強く叱って子どもが引きつった顔をしたとき「さっきは強く言い過ぎでごめんね」叱った親自身の行為を翻してはいけません。「だったらなんで大声を出したの?」と子どもは感じているからです。
6.過去を持ち出す
叱る時は今、その瞬間、していることだけを叱りましょう。
「前も言ったよね」、「いつもそうなんだから」とネチネチと過去を持ち出さないようにしましょう。躾は今起こっていることだけを現在進行形で取り上げましょう。
7.現場にいない人を持ち出す
子どもにとって、現場を見ていない人から叱られるほど不愉快なことはありません。
「後でパパからも強く叱ってもらいますからね」「先生にも伝えておくからね」と父親や先生にチクる行為は止めましょう。子どもから「ママは自分一人の力ではどうしようもないから他人の力を借りるんだ」と甘く見られてしまいます。
8.人前で叱る
「私はこんなにしっかり躾をしているんですよ」と見せつける意思などなくても、公衆の面前でパーンと子どもをはたいたり、大声で叱ったりするのはどうなのでしょうか。
実は人前で叱られるほど子どものプライドをズタズタにするものはありません。スーパーで騒いだら階段の踊り場など誰もいないところに連れ出す配慮をし、そこでしっかり叱るようにしましょう。
叱り方ってとても難しいですが、参考にしてくださいね。