厚生労働省の調査によると、「恋がおっくうだ」という若者が増えたそうです。趣味の時間が取れないとか、彼に気を使うのが面倒だとか、さまざまな理由があるようです。悲しい恋を繰り返して、恋が怖くなったから、そんな若者の風潮に乗っかってしまっている女性たちも多いと聞きます。

彼女たちは、ほんの少し勇気を持って思考パターンを変えることができれば、幸せな恋ができるのに、もったいない限りです。

そこで今回の筆者は、心理カウンセラーとして、恋に踏み出すのが怖くなってしまった女性たちが、幸せな恋に自分を導けるような思考方法をご紹介しますね。

あなたの未来予想は過去の経験則によるもの

人の脳は、危険に遭遇した時、二度とそのような状況に陥らないように、経験則として記憶します。もし同じような状況に陥りそうになったら、過去の経験則から危険を予測し、防御しようとするのです。

経験則が働くのは、肉体的な危険だけはありません。立ち直れないほどの精神的ショック(心の傷)でも、経験則として脳がインプットします。

命を守る経験則ですが、恋に関しては、この経験則が幸せな未来を邪魔する場合があります。現在の彼が過去の彼と同じような反応をするとは限りません。それなのに、「悲しい恋」の経験則を新たな恋に当てはめてしまっては、幸せから逃げているようなものです。

悲しい恋の経験則の呪縛とは?

例えば

・彼がウソをついた → 浮気をしている?
・彼のスマホに女性からのLINEが → 浮気?
・LINEが既読にならない、返信がない → 自分と別れようと思っている?
・最近会えない → 他に女性がいる?

こんなふうに疑い始めたらきりがありません。自分の知らない所で、彼が浮気していると思い込んでいるようなものです。

せっかく新たな恋のチャンスに巡り会えたのです。悲しい恋の経験則から不安に襲われても、そこをぐっと我慢して、しばらく様子を見る忍耐力と彼を信じる勇気を持ちましょう。