2018年7月に成田からの直行便が就航したフィジー。
片道約9時間で行ける南太平洋の楽園は、海の美しさ、子ども向けサービスの充実ぶり、アクセスの便利さと、すべてがハイレベル。
ハワイに代わる家族旅行の新定番として、おすすめのリゾートです。
2018年7月、6才の息子と家族3人で実際に旅してきた筆者が、フィジー家族旅行でやりたい10のコトをご紹介します。
1. 何が何でも離島に行く!
日本からの飛行機が到着するのは本島のビチレブ島。
ここにも豪華で快適なリゾートホテルが建ち並んでいますが、フィジーの魅力は何といっても離島にあります。
少し足を延ばすだけで、海の美しさは段違い! 時間の流れもゆったりとしていて、別世界にいる気分が味わえます。
フィジーには300を超える島々がありますが、ファミリーにおすすめは本島からフェリーで1時間前後と行きやすいマヌザサ諸島の島。
長いフライトの後でも体の負担が少なく、小さな子連れでも安心です。
筆者が宿泊したのは、マヌザサ諸島にある「マナ・アイランド・リゾート」。
日本の企業が経営しており、日本人スタッフが常駐しているため、言葉の心配は無用です。
とはいえ“日本人だらけ”というわけではなく、滞在客のほとんどはオーストラリアやニュージーランドの人々。
透明度が高くたくさんの魚に会えるビーチ、毎晩行われるショーやイベント、卓球やテニスなどの無料アクティビティなど楽しみが盛りだくさんで、3泊では足りないくらいでした。
2. 顔をつけるだけでOK! キラキラの海でシュノーケリング
サンゴが息づく美しい海には魚がいっぱい! まだ泳ぎが苦手な子どもでも、少し顔をつけるだけで気軽にクマノミなどのかわいらしい熱帯魚を見ることができます。
ほとんどのホテルではシュノーケルグッズを無料で貸し出しているので、手ぶらで楽しめるのもうれしいですね。
より本格的に楽しみたい人には、シュノーケルやダイビングなどのオプショナルツアーに参加しましょう。
ウミガメやサメなどの大物に出会える可能性も大。子どもを後述の「キッズクラブ」に預けている間に、大人はシュノーケルを楽しむ、といった過ごし方もおすすめです。
3.子どもは「キッズクラブ」でプチ国際交流を体験!
フィジーにある多くのリゾートホテルでは、無料または格安で利用できるキッズクラブを完備しています。
例えば、筆者が利用した「マナ・アイランド・リゾート」では、登録料3000円程度(オリジナルTシャツ付き)で滞在中は何度でも利用OK。
先生が常駐しており、工作やフィジーのダンス、ゲーム大会などまるで保育園・幼稚園のように充実したプログラムが楽しめます。
先生たちは基本的に日本語を話さず、コミュニケーションは英語オンリー。未就学児には難しいかもしれませんが、小学生以上なら英語に興味を持つきっかけにもなりますよ。
広々とした庭には滑り台やブランコなどの遊具があり、キッズクラブ利用者以外でも自由に遊べます。
筆者の息子は毎日、オーストラリアの子どもたちとサッカーに興じていました。言葉が通じなくても、意外と楽しく過ごせていたことに驚き、成長を実感できました。
4.フィジーの伝統文化に触れる!
リゾートホテルでは毎晩日替わりのショーやアクティビティが行われ、フィジーの文化に触れることができます。
なかでもとくに見逃せないのが、歌と踊りで構成される伝統芸能「メケ」。
腰ミノ姿の男性がヤリを振り回しながら勇壮な踊りを見せたり、草や貝殻で着飾った女性が美しい歌声を聴かせたり。
ショーの最後にはゲストも参加できるので、子どもと一緒に踊ってみてはいかがでしょうか。
迫力満点の「ファイイヤーダンス」も大人気。
火のついたスティックを手足で素早く回す、スリル満点のショーです。アクロバティックな動きに、「熱くないのかなぁ」「失敗したらどうするんだろう」と親子でどきどき。
1日の疲れも眠気も、一気に吹き飛びます。
5.作り方も見学できる! フィジー料理を食べてみよう
フィジー料理の中で、ぜひ試してほしいのが伝統料理の「ロボ」。
地中に掘った穴に焼き石を敷き、その中にヤシの葉などで包んだ豚・鶏肉・魚介・タロ芋などを入れ、バナナの葉をかぶせて数時間蒸すと出来上がり!
日本人の口に合う素朴な味わいで、ご飯との相性もぴったりです。
フィジーの人々にとって、ロボはお祝いのときに食べる宴会料理。観光客が食べる場合は、リゾートホテル内にあるビュッフェレストランがおすすめです。
ホテルのスタッフに声をかけると、ロボを作る過程も見せてもらえますよ。