3:カラーするなら暗めをオーダー
木村「産後はもちろんのこと、妊娠中も体調の変化は目まぐるしいですから、美容室でメンテナンス自体をする時間を確保することが難しくなってきます。
そのため、いつもより長期間美容室に行かなくても綺麗に見えるカラーリングを選ぶようにしましょう。
そのためには、生え際が目立たないようにすること。元々の毛色に近い明度を選びましょう。そして、一番色持ちがよいナチュラルブラウンがおすすめです。
なるべく地肌につけないように、カラーを塗ってもらうようにオーダーすれば、カラー剤による刺激を防ぐことができます」
4:長さは、ぎりぎり結べるくらいがベスト
木村「髪の長さはどのくらいがいいの? これもよく聞かれることのひとつですね。
手入れがラクそうに見えるということから、ショートヘアをとリクエスト頂くことが多々ありますが、実際ショートヘアにしてしまうと、産後は特に意外と下を向くことが多いことから、顔周りの髪の毛が邪魔に感じる場面は多いのです。
そのため、髪を結べるぎりぎりの長さくらいにしておくと、ロングやセミロングよりスタイリングが簡単で、洗髪やドライヤーをかける時間もぐっと短縮できます。
お腹が大きくなるにつれて、かがんだり、立ちっぱなしがしんどくなっても、手入れがラクに感じますよ」
妊娠中は、賢く楽にヘアケア!
木村さんによる、妊娠中のヘアケアテクニック、いかがでしたか?
ただでさえ、体型や精神状態の変化に戸惑いがちな妊娠中。ヘアケアは出来るだけ楽チンに済ませたいものですよね。
ぜひ今回紹介した方法を参考にしてみてくださいね。
【取材協力】
木村旭宏…名古屋市の人気美容室『美容室Hair&Make Liel』オーナー。美容師としてサロンワークを行う中、雑誌等メディアで活躍するヘアメイクアーティスト。