いよいよ上映! あっちへウロウロ落ち着かないねこたち
中には上映が待ちきれない猫も!? スクリーン横にスタンバイしたり、上映機器の前に陣取ったり。「まだ始まらないの?」と言っているようです。
お客さんはほぼ女性。20~30代の人が多いようでした。皆さん、お仕事の帰りに癒しのひと時を求めて来場したようです。猫って見ているだけで気持ちが安らぎますよね。
今回の上映されたのは『ネコのミヌース』。オランダの童話を映画化したもの。人間の少女になったネコが活躍するファンタジー作品です。
実際の猫カフェを映画館にしてしまうという、これまでにない企画。上映は猫に配慮して、音量は小さめ、照明はやや明るめで行われました。猫たちがどんな反応をするか気になっていたのですが、上映が始まっても特に反応なし。気にせず自由に歩き回っていました。
薄暗い中、真横をすり抜けて行ったり、おもむろに横に座り込んだり、猫たちは本当に自由。映画の内容も気になりますが、隣の猫も気になります。さらにはスクリーンの間近で映画を鑑賞する猫も……。一風変わった映画祭を堪能しているようです。
猫たちと一緒に見る映画は、いつもとは違った雰囲気。猫を飼っている人はこんな気分なのでしょうか? とてもゆったりとした時間でした。
1か月もの間、街がねこ一色になる「吉祥寺ねこ祭り」。今年は32店が参加したそう。とても一度では周りきれません。訪れるたびに、この街の違った面、違ったねこたちに出会えるのも、「ねこ祭り」の魅力かもしれません。
取材/篠崎夏美
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