なんと、普段は滅多に見ることができない、外郭放水路に立ち入れるイベントが開催!
その内容は、調圧水槽やポンプ室、インペラ(羽根車)を無料で、しかも事前予約なしで参加できるというのです! まるで“地下神殿”を思わせる、壮大な空間美……。またとないイベントの見どころを写真とともに紹介していきます。
国土交通省 首都圏外郭放水路 特別見学会/2015年11月14日(土) 庄和排水機場(龍Q館)
埼玉を守る救世主は世界最大級の地下放水路だった!
首都圏外郭放水路は、国道16号の地下約50mに建設された地下放水路。あふれそうになった中小河川の洪水を地下に取り込み、6.3mのトンネルを通して江戸川に流す仕組みとなっています。
誕生は、平成18年6月。完成に先立ち、平成14年から部分的に稼動していました。その大きさは、洪水を取り込む直径30m×深さ70mにおよぶ巨大立杭をはじめ、地中を貫く直径10m×6.3kmのトンネル、重量500トンの柱がそびえるマンモス水槽、毎秒200立方mの水を排水する14000馬力のタービンなど、世界最大級!
普段私たちの目に触れることなく静かに活動する彼らは、まさに超強力な“縁の下の力持ち”と言えますね!
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