開けた瞬間は感動! でも…

確かにキャラ弁は蓋を開けるときは楽しみです。空けた瞬間の見た目のインパクトはかなり大きいです。

「わあ、アンパンマンだ~!」「くまのプーさんだあ~!」と感動があります。観賞用としては素敵です。

でも、箸をつけた瞬間、数秒のうちにバラバラになり混ぜこぜ弁当。合わない素材が使われていて、味的には?となることもあります。

また、毎日キャラ弁ですと、感動も段々薄くなっていきます。

キャラ弁によって幼稚園でできてしまうハードル

保育園の子は給食です。
自分の好みに関係なくみんな同じものを与えられて育っています。
キャラ弁体験が出来たとしても年に数回に遠足や運動会だけだったりします。

行事のイベントのお弁当としてキャラ弁もたまにはいいでしょう。 けれども幼稚園で毎日お弁当の場合は、数年後の学校給食のことを頭に入れなくてはなりません。

どうしてかと言うと…
学校給食はドドーンと“小松菜の煮びたし”“煮っ転がし”“焼き魚”など地味なものが出るからです。
キャラクターを型どったご飯が出てくることはありません。ご飯も白いまんまでフリカケが付いてくる訳ではありません。

毎日の夕飯も子どもの好物だけだったり、ニンジンが嫌いだからと細かく刻んでハンバーグに混ぜたり、ちくわの中にほうれん草を隠して入れたりしているとどうなるでしょう?

ドドーンと人参、ほうれん草など素材そのものが出てくる学校給食で子どもはとても苦労します。

食べやすいようにと親から丁寧に対応してもらい過ぎて育った結果、給食が苦痛にならないように、時にはあまりいじくらないで嫌いな物でもそのまんま入れることも必要ですよ。

そういった意味でも、毎日、子どもが喜ぶキャラ弁は徐々に減らしていった方が賢明です。