妻が夫に対してなにかしら不満があるように、夫側も「妻のコレ、どうにかならないかな…」と、妻に対してなにかしらの不満を持っているもの。
夫たちは、妻のどんなところに不満を抱いているのでしょうか?
既婚男性に伺った「妻に対する不満」と、その不満について妻が意識したい対処法についてお伝えします。
夫たちがひそかに抱いている妻への不満5選
1.愚痴を言う
『妻の愚痴』に関して不満を抱いている夫は多いようです。
- 「仕事の愚痴を言われると、『うんうん』『へ~』『困ったね』ってちゃんと聴いて相槌を打ってるけど、正直『知らんがな』という気持ちになる。実際、妻の職場のこととか見てないので分からないし」(35歳・エンジニア)
- 「ママ友関連の愚痴をよく言ってくるんだけど、そんなの自分でなんとかしてくれよって思う」(38歳・営業)
女性は、愚痴を誰かに聴いてもらうだけでスッキリするもの。一番身近な存在である夫には、愚痴ぐらい聴いて共感してほしいですよね。
しかし、男性は『ただ愚痴を聴く』というのが、とても苦手な生き物です。
というのは、多くの男性は『問題解決思考』型なので、パートナーから愚痴を打ち明けられると、「なんとか解決してあげなくちゃ」と思います。
育児に関する愚痴なら夫として対処できることもあるのでまだいいのですが、妻の仕事やママ友関連になると、内情をよく知らない夫としてはどうすることもできないので、言われるとストレスになるのです。
また、男性は愚痴を他人に打ち明けることが、女性に比べて圧倒的に少ないです。「愚痴を言ったところでどうにもならない」という考えを持っているので、そういう男性は愚痴を言う妻のことが理解できません。
<妻の対処法>
そもそも、夫には、愚痴をあまり打ち明けないほうがいいかもしれません。言ったところで、心から共感を示してくれることはあまりないでしょう。
もし夫に愚痴を打ち明ける場合は、「あなたに聞いてもらえるとスッキリして、また明日もがんばろうという気になるから」と最初に言ってからにするか、愚痴を聴いてもらった後に「ありがとう、あなたのおかげでスッキリしたわ~」と言うと、夫の気持ちも多少和らぐのではないでしょうか。
2.こっちの状況を考えずに家事を頼んでくる
夫に家事を頼むこと、あるいは家事分担をしている家庭もあるかと思います。
そんな家事関連のことで妻への不満もいくつか挙がっていました。その中の一つが、こちらです。
- 「家事を頼まれることが多いんだけど、こっちの状況を考えずに言われるとイラっとする。たとえば、別の用事をしているときとか、仕事で疲れているときとか」(37歳・IT関連)
家事を頼むこと自体が悪いのではなく、『頼むタイミング』に問題があるようです。
たとえば、男性は、女性のように、子どもと会話しながらアイロンがけをしたり、テレビを観ながら爪切りをしたり、皿洗いをしながら明日の段取りを考えたり…ということができません。
これは、男性は『一点集中』型の生き物でもあるからです。一度に複数のことを手掛けること、なにかをしながら他のことを考える、といったことが苦手なんですね。
なので、なにかに取り組んでいるときに他のことを重ねて頼まれたりすると、大きなストレスになるのです。
疲れていることに関しては、「そんなの私もよ!」と思うかもしれませんが、男性は家に帰ると完全オフモードになる人が多いです。ひどく疲れているときもあるでしょうし、なにか頼むにしても労りは見せたいものです。
<妻の対処法>
夫が別の用事をしているときは、まずはそれに専念してもらい、終わってから頼むようにしましょう。
夫がひどく疲れていそうなときは、「疲れていそうだけど、ちょっとお願いして大丈夫?」と一度訊いてみましょう。一言あるかないかで、受ける印象が大きく変わります。
3.家事や育児に関して“嫌な上司”みたいに接してくる
先に述べた2.の項目と同じく家事関連で、こちらは『言い方』に関してです。
- 「共働きなので家事分担しているんだけど、家事や育児に関して妻は“嫌な上司”みたいになる。上から目線、そして冷たくキツイ」(39歳・管理職)
妻にとったら、夫の家事のやり方、そして育児は、未熟な点が多いでしょう。
夫のしていることをそばで見ていると、「もっと効率よくできないものかしら!?」「なんでそういう風になるかな!?」と、イライラしてしまうこともあるかと思います。
とはいえ、言い方には気を付けたほうがよさそうです。心の中で「嫌な上司みたいだな…」「パワハラだ…」などと夫に思われているかもしれません。
<妻の対処法>
家事や育児の分野に関して、たとえるなら、夫は『新入社員』です。教えるときは、できるだけ優しく丁寧に接してあげましょう。
改善してほしい点がある場合も、優しい口調で、端的に伝えるように。イライラした口調で伝えたり、長々、ネチネチと説教しないように注意しましょう。人格否定もしないように。
そして、感謝の気持ちや、「すごい~!」「さすがだわ~!」などの褒め言葉もマメに伝えましょう。