スマホのし過ぎで顔のたるみ、むくみが進行する理由

同調査でもスマホ時にやってしまう大勢で、最も多かった答えは「猫背になってしまう」で37.5%。続いて「うつむいた状態になってしまう」が32.3%でした。

怖いのはそれだけ猫背、顔がうつむきがちになってしまうと、全身のリンパや血液の循環が悪化してしまうこと。すると、顔でも老廃物の流れが滞り、頬の皮下脂肪にそれが溜まってしまうことで、フェイスラインや顔がたるみ、二重顎やむくみ等を引き起こしてしまうのです。

またスマホ使用時は、何かと集中して無表情になってしまう人が多いのでは?そのため表情筋が衰えてしまい、結果的に頬やフェイスラインのたるみが進行する恐れもあるのです。

見直したいスマホの使用時間

ただでさえ長時間のスマホは目が疲れ、首肩が凝ってしまうもの。顔のたるみやむくみも怖いですが、難病を引き起こすストレートネックにもなりかねませんよね。

こうした症状を緩和するためには、スマホの利用時間を少しでも減らすことが大事。でも、暇があればつい手に取ってしまう人に向けて、なんとかスマホ猫背を解消する方法はないでしょうか?ピラティスインストラクターの田中宏明さんに教えていただきました。

「スマホ猫背&ストレートネックですが、専門的な表現をすると『頭部前方位』といいます。骨格的には、背骨の中でも胸椎が丸くなり(いわゆる猫背状態)、頭が前に出ている状態となります。

スイカ1個分くらいの頭が前に出ると、それだけ首の筋肉や頚椎に負担がかかりますので、現代病とも言えるスマホ猫背への対処法は、スマホを持つ人なら誰もが身に着けておきたいことですね」(田中さん)