寝る直前の「お風呂ポカポカ」は絶対NG

身体の疲れをとりリラックスするにはお風呂は有効なのですが、お風呂に入ってすぐに床に入ると、寝入ったころに汗びっしょりで目覚めることもあります。

人は入眠時、深い眠りに入るために体温を下げようとして、全身から少しずつ汗をにじませます。しかし、お風呂で身体は芯までポカポカになっているので、脳が体温を下げようと、たくさん汗をかくように発汗命令を出すのです。

だから、寝入って1時間ほどで、ヒヤッとして目が覚めてしまうこともあります。あるいは、目が覚めないまま無意識に布団にくるまってしまうと良さそうですが、温かすぎてなかなか体温が下がらず、浅い眠り状態が続くこともあります。どちらにしろ、寝入りばなにスムーズに深い眠りに入れないと、浅い眠りばかりの不完全睡眠になってしまうのです。

睡眠が不十分だと身体の疲れがとれず、ホルモンバランスが乱れ、自律神経の乱れも引き起こしてしまいます。自律神経のバランスが乱れると、冷え症悪化にもつながります。

どうしてもお風呂が遅くなってしまったときは、冷たい牛乳やバナナジュース等の、比較的リラックス効果の高いアイスドリンクを飲んで、温まりすぎを解消してから床に入りましょう。

 まとめ

温かい飲み物も、腹巻も靴下2枚ばき、電気毛布も使い方次第では非常に重要な冷え対策です。
ただし、身体を冷やす身体の仕組みを理解したうえで冷え対策を行いましょう。そうしないと、逆効果になってしまうこともあることを認識しておきましょう。

いけない理由も良い理由もしっかりと認識して、正しいポカポカ対策で、今年の冬は、寒さに負けずに快適にすごしましょう。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。