ARuFaの”おススメアニメ"

ARuFa
暇人ブロガー。アニメ好きで、アニメのキャラクターになるのが夢。

 

四畳半神話大系

このアニメを一言でいうならば「完全」です。

ストーリーは、主人公である冴えない男子大学生が、「薔薇色のキャンパスライフ」を目指して四苦八苦するというシンプルなもの。

しかし主人公の軽妙な語りや個性豊かなキャラクター、さらには飽きさせない演出により、この作品にはもはや一分の隙もありません。

ほぼ毎話に「どういうこと?」という謎が散りばめられてもいますが、それは後々に伏線としてキッチリバッチリ回収されるのでご安心ください。

…これまでアニメを見てこなかった方の中には、「キャラが萌え萌えで恥ずかしいから」という理由を持っていた方が多いかと思いますが、この作品はキャラクターデザインが萌え方向ではないので、これからアニメを見始める方にも抵抗少なく受け入れてもらえるはずです。

僕には「星のカービィ」にしか興味を持たない大学生の弟がいるのですが、その弟にこのアニメを勧めたところ、「星のカービィ」と「四畳半神話大系」にしか興味を持たなくなった程ですからね。

そんな弟は今や「食事」や「睡眠」、「呼吸」にも興味がないようで、アニメが映し出されたブラウン管の光を浴びて光合成をし、地に根を張り背丈を伸ばし、巨大な人面樹のような姿に変貌してしまいました。

そう、まるで星のカービィのボス、『ウィスピーウッズ』のように…。

 

FLCL(フリクリ)

この作品ほど、カッコイイものだけを詰め込んだ作品を僕は見たことがありません。

1話の中に無数のハチャメチャ演出がみっちり詰め込まれており、尚且つそれがジェットコースターのようなスピードで駆け抜けるため、やがてあなたは考えることをやめてしまうことでしょう。

…しかし、それもこの作品の楽しみ方の一つ。まずは頭をカラッポにして目の前で起こっている「カッコイイこと」を楽しんでください。

また、作品は全6話なので何度も見返せるのですが、繰り返す度に緻密な伏線や深いストーリーに気付くことができる、決して勢いだけではない作品ともいえましょう。

この作品に関しては、あらすじや解説をするのは無粋だと思うので多くは語りませんが、僕はこのアニメで生まれて初めて「かっこよすぎて泣く」という現象を体験しました。

まさに大きなハンマーで殴られたかのような衝撃がたくさんあるアニメです。

そう、まるで『デデデ大王』のハンマーで殴られたかのように…。

 

のんのんびより

このアニメを一言で言うならば「空気」です。

田舎に住む女の子たちの日常を描いたこの作品は、大事件や恋愛などというイベントが一切起こらずにストーリーが展開していく、俗にいう『日常系アニメ』です。

…しかし、何もないからこそ見えてくる物もあります。

それは人と人とのつながりだったり、木々のざわめきや小川のせせらぎだったりと、まさに何もない田舎だからこそ気付けるような素敵な宝物たち。

この作品は、そんな何気ない瞬間こそ大切だと思えるような、心がほっこりするアニメです。

何かと忙しいこの現代社会。僕は疲れた時にはこのアニメを摂取して、体力を全回復させています。

そう、まるで『マキシムトマト』のように…。

 

 

山口むつおの”おススメアニメ"

山口むつお
株式会社バーグハンバーグバーグで働く人。物忘れが激しいが、昔プレイしたゲームのパスワードはすらすら言える。

 

STEINS;GATE

お~~~~~い!! これ、アニメ史上最高の傑作で~~~~す!!!!

厳密にいうと、2009年にXBOX360で発売されたゲームだったんですけど、あまりのすごさにじわじわと話題になっていき、今ではWindows、PSP、PS3、PS4、スマホと移植され、2011年にはついにアニメ化されました。

このアニメを語るうえで難しいのが、とにかく「下手にネタバレできない」ということ。STEINS;GATEのストーリーはとにかくすごいからねぇ…友だちにすすめるときも、ひたすら「とにかく最高だから」って言葉を100回ぐらいいう、という"物理で殴る"みたいな布教活動を続けてまいりました。

ここに「最高」って100回書いてもいいのですが、そうは問屋が「ポテトチップスしあわせバタ〜」を68円で卸してくれません。

ネタバレに気をつけつつよさを語るのであれば、まずこのアニメが"タイムマシン"をメインテーマに掲げていること。

「なんや…散々映画で使われてきた手法やん…?」とお思いか? STEINS;GATEで登場するタイムマシンは、主人公たちが電子レンジを改造して偶然作り出してしまうんですけど、それは人間がタイムスリップするのではなく「Eメールを過去に送ることができる」というもの。つまり受け取り手は、未来からEメールが送られてきたことになる…というわけです。

そのメールに沿って行動した時に未来は…。勘のいい人なら、なんとなくこのおもしろさがわかっていただけるかと思います。

そして登場人物もこのアニメの魅力です。中二病の主人公にヲタのデブ、ツンデレに男の娘など、オタク耐性のない人にとってはちょっとしんどいアクの強い面々が揃っているのですが、これが見事に作品の魅力を高めているんですねぇ…。

僕、登場人物の名前を見ているうちに自然と覚えてしまう作品って良作だと思っているんですが、STEINS;GATEはまさにそれでした。

さらにおもしろいのが、アニメに登場する出来事は「現実世界で起こったこと」をうまく取り込んでいること。

たとえばタイムスリップの理論には当時最新の物理学を参考にして組み立てられてたり、10年以上前に2chで話題になった事件を基にしていたり…。

そういうリアルとの干渉が「ひょっとすると本当に起こりえる事なのかも!」と、見ているこちらに自分事化させ、ドキドキさせてくれます。気になった用語をスマホでググりながら見る…というのも楽しいかもしれませんね。

ここまで書いてから言うのもアレなのですが、本当はね…ゲームから入ってもらったほうがよりアニメも楽しめると思ってるんですよ。

「主人公となって一人称視点で物語を体験していくゲーム版」と「第三者の俯瞰的な視点で紡がれていく物語を見るアニメ版」という没入の仕方の違いがあって、個人的には一人称視点で没入するのがいいなと思っています。でもねでもね! そのへんはみなさんのご判断にお任せいたします!

日本人口の半分くらいの人がSTEINS;GATEを見たら、たぶん「見てない奴は非国民」っていう論調になってくるんじゃないかな。

それで、未視聴の奴が見つかると、町内総出でそいつを上半身裸にむいて磔にして、それを「克己」と書かれたハチマキを巻いた小学生たちが「イャーーッ!!」って言いながら竹槍で突くの。桶狭間よろしくの3人ローテでね…! その積み重ねがきっと未来を変えるチカラになるから。みんなで理想の国家作っていこ? って思えるくらいおもしろいので、ぜひ見てみてくださいね。

それではワタクシ、最新作「STEINS;GATE 0」をプレイ中ですので、これにて失礼いたします。