子どもに伝えたいマナーはたくさんあるけれど、どうやって教えればいいか、悩みませんか?
マナーはすぐに実行できなくても、言われたことを覚えているかどうかが大切です。実は標語なら子どもでも覚えやすく、頭にしっかり叩き込めます。
『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』の著者で、プリスクールを経営し実際保育士としても子ども達を指導している平川裕貴が、筆者のスクールで効果抜群な標語をお教えします。
幼稚園~小学低学年くらいまで使えますので、ぜひ活用してください。
今回は読みやすいように漢字を多用していますが、子ども用にはひらがなで書いています
あいうえお
あ 挨拶と お返事明るく 元気よく
い 家の中 怒鳴らず叫ばず 静かに話す
う 運転手 前見ているとは 限らない
え 笑顔には 言葉に勝る 力があり
お 大勢で ひとりを攻撃 卑怯だよ
最近自動車事故が多いです。横断歩道にも車が突っ込んできます。車には常に気をつけさせたいものです。
かきくけこ
か 考えよう 答えがなくても いいんだよ
き 気をつけよう 車はすぐには 止まれない
く 口惜しさは 涙でこねて 力にしよう
け 健康な 身体は何より ありがたい
こ 困ってる 人がいるなら 助けよう
知識を覚えるだけではなく、考える癖をぜひつけておきたいものです。
さしすせそ
さ 最初から 上手にできる子 ひとりもいない
し 正直に 言える子強い子 賢い子
す 好きな子も 嫌いな子だって みな仲間
せ せかいには 自分の知らない ことだらけ
そ それいじめ 相手が嫌がる ことやめて
相手が嫌がることをするのはいじめになるんだと、しっかり教えておきたいものです。
たちつてと
た 大切な 言葉はごめんね ありがとう
ち ちょっと待て 今は大人が 話してる
つ 伝えよう 気持ちは言葉で はっきりと
て 手伝って 困った時には 頼んでみよう
と ドアは静かに ゆっくり閉める
大人が話している時に邪魔をするのは、欧米ではよくないマナーです。人の話に割り込むことはよくないマナーだと教えておきましょう。
なにぬねの
な なぜかなと 考える癖を つけておこう
に 苦手でも 何度もやれば 上手くなる
ぬ ぬくぬくと 育つがいいとは かぎらない
ね 妬まない 自分は自分 人は人
の のんびりと すごすの こころの きゅうようだ
子どものなぜという好奇心はとても大切です。