男女の喧嘩ランキング第1位「今の言い方嫌だった!!」

「『洗濯物を裏返しにしたまま洗濯機に入れないで』 というお願い事。きつい言い方をされると普通のことでもやりたくなくなる」(20代男性)

『言い方問題』は、最も喧嘩に発展しやすいポピュラーな火種。

言われている方はたまったもんじゃないという思いかもしれませんが、言っている方は、「何度言っても伝わらない」という経験のもと、嫌味まで言ってしまうのです。

どうでもいいことがはじまりであるがゆえに、お互いに譲れない案件です。

ハッピーアワーのハイボールは、ジムビームじゃなくてトリスでしょ!!

「19時までのハッピーアワーの時間だからあえてトリスのハイボー ル(99円)を飲んでいたつもりだったのに、 いつの間にかジムビーム(480円)に切り替えられていたとき、3日くらい怒りが収まらなかった」(30代女性)

 これは完全に筆者の経験談なのですが、当時本当に腹が立ってしばらくイライラしていました。
 
・何のためにハッピーアワーの時間に入店したと思っているのか?
・酔っぱらいにトリスかジムビームか利き酒ができると思っているのか?
・なぜムダなお金を払うことになったのか?(←一番言いたいのココ)
 
3日経ったら完全に忘れてしまっていたので、本当にどうでもいいことだったなと思っています。

思い出し怒り!3ヶ月前の喧嘩が許せない!

「3ヶ月前にドタキャンされたこと、 あのときは確かに許したはずなのにまだムカつく。 思い出して何度も怒ってしまう」(30代女性)

ふとした瞬間に現れる『思い出し怒り』問題。

仲直りすることになった経緯や、許してあげた点についてはなぜか感情が思い出せず、フツフツと怒りがこみあげてきます。

芋づる式にほかの案件まで思い出してしまって怒りが止まらなくなることも。

「夫婦喧嘩は犬も食わない」とはこのことですね。

2011年アックス新人賞で林静一個人賞を受賞して漫画家デビュー。著書に『ヘンコちゃんになりたくて』(青林工藝舎)、『イカレた彼氏と4ねん付き合った話』(アムコミ)などがある。漫画アプリPalcy(講談社)にて『ご無沙汰ちゃんは××したい』連載中。