ここから燻製作りを解説します。まずは手始めにチーズを燻製にしてみました。奥にあるのが燻製に使うチップで、燻製容器にまんべんなく広げます。
チップの上にアルミホイルを巻いた網を乗せ、その上にチーズをそのまま乗せ、そして更にアルミホイルで全体に蓋をして「けむらん亭」へ。
……それから約15分。すっかり色みも変わって、立派な燻製チーズのできあがり。というか、既に良い香りが漂っており、お酒が早く飲みたくなるのです。
ここまではウォーミングアップみたいなもの。では、同作1巻に登場する「アーリーレッドと燻製ツナのディップ」「燻りたらことクリームチーズのディップ」「スモークロースハム」に挑戦してみましょう。
まずは、「アーリーレッドと燻製ツナのディップ」。ツナは若干色が濃くなる程度に「けむらん亭」で燻ります。その後、良い香りを放つツナをボウルに入れて、アーリーレッド(春に出荷される赤たまねぎ)と塩こしょうで和えたら完成。最後にオリジナルでパセリをふってみました。
続いて「燻りたらことクリームチーズのディップ」は、「けむらん亭」から取り出したたらこにマヨネーズを少々、練ったクリームチーズと混ぜてディップに。これに合わせてバゲットも用意して焼いておきたいところですね。
最後にハムはそのまま燻製機に入れ、約20分待つ。しっかり燻せたら、2.5cmで切ると完成。せっかくですので、うずらのたまごやたらこもそのまま燻してみました。煙はないのに香りが部屋中に充満。もう、香りだけで飲めますね。