いわば、声優界のAKB48! 麻帆良学園中等部2-A
アニメ作品に出演している声優さんたちがユニットを結成し、アニメの主題歌を歌ったり、イベントに出演したりする、"アニメ作品発"のアイドルユニット。
数多くのアニメが次々と世に送り出されている昨今、こうした作品発信による声優ユニットの数は、年々増加傾向にあります。
しかしながら、こうしたユニットには哀しい宿命があります。それは、アニメの放映が終わると、なし崩し的に活動が縮小してしまい、多くの場合はそのまま自然消滅してしまうこと!
こうした特別編成のユニットが歌う本当に素敵な楽曲も沢山あるのですから、時にはそれらを振り返り、その魅力を改めて噛みしめる機会があってもよいはずです。『けいおん!』の放課後ティータイムとか、アニソンフェスで観てみたいのですが……。
そんなアニメ作品から生まれた声優ユニットの中でも、もしも再結成が叶ったならば世のアニメファン、声優ファンの多くが大喜びするであろうユニットが「麻帆良学園中等部2-A」だと思います!
赤松健先生の『週刊少年マガジン』連載作をアニメ化した『魔法先生ネギま!』の出演声優による麻帆良学園中等部2-A。その最大の特徴は、何と言ってもその人数の多さ。劇中に登場する学校のクラスメイト全員が参加している為、何とメンバーが30人以上いるのです!
更に、アニメのオープニング主題歌『ハッピー☆マテリアル』は、声優さんが入れ替わって歌うことで、いくつものバリエーションが存在し、それらのシングルCDを半年に渡って月毎に連続リリースするという驚きのギミックも施されていました。
各キャラクターのキャラソンCDなどもあり、様々な楽曲を生み出した『ネギま!』とそこから派生した麻帆良学園中等部2-Aは、2000年代半ばのアニソンシーンを大いに盛り上げた立役者の一人。
当時は、現在のようにオリコンチャートにアニソンや声ソンがランクインすることも珍しかった為、「『ハッピー☆マテリアル』をオリコン一位に!」なんて草の根活動がインターネット上で行われたことも、30オーバーのオッサンアニソンファンには懐かしい思い出です……。
人数の多さ故に、流石に実現は厳しいと思いますが、当時のメンバーの中からスケジュールが合う方を集めて、それこそ"同窓会"的なニュアンスで当時の楽曲を歌ったりしたら、凄く盛り上がると思うのですが……。今尚、歌い継がれる名アニソン『ハッピー☆マテリアル』をオリジナルラインナップ(に近い状態)で、もう一度!
この他にも、再結成、再始動して欲しい、声優アイドルユニットが沢山いますよね。
最近ではハイレゾ配信などで、過去のアニソン、声ソンのリイシューも進んでいますし、この流れで名ユニットの数々にも再評価が来て、フェスにも出演……なんて流れが起こればいいなと思います!