ゲーム、アニメ、漫画、ライトノベル、そして、出演声優によるユニット……と、様々な媒体で展開しているメディアミックスなプロジェクト『探偵オペラ ミルキィホームズ』。
そんな『ミルキィホームズ』シリーズにとって、初の映画作品となる『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』が2月27日(土)より、全国の劇場にて公開されます。
この映画の公開に合わせて、主役となるミルキィホームズのメンバーを演じ、また同名の声優ユニットとしても活躍されている三森すずこさん、徳井青空さん、佐々木未来さん、橘田いずみさんの4人にインタビューをさせていただきました。
ミルキィホームズメンバーのお話と共に、『探偵オペラ ミルキィホームズ』の魅力、そして劇場公開を控える映画の見どころをタップリとご紹介させていただきます!
様々なメディアで多様なキャラクター性とストーリーを展開する『探偵オペラ ミルキィホームズ』
『探偵オペラ ミルキィホームズ』という作品を語る上で外せないポイントが、アニメやゲームといった各メディアにおいて、多面的に展開している点です。
また、各メディアによってストーリーや主人公であるミルキィホームズの描写に大きな違いがあるところもファンを惹きつける要素となっています。各作品、シリーズごとに、その色を変えてくるのが『探偵オペラ ミルキィホームズ』という企画のおもしろいポイントなのです。
『ミルキィホームズ』は、各メディアとジャンルの垣根は勿論のこと、2次元と3次元の境界線すら楽々と越えて、世界観を広げ続けています。
登場するメディアによってキャラクター描写が大きく異なっているミルキィホームズ。そんな彼女たちを演じる声優さんは、各メディアでのキャラクター性の違いについて、どのように思われているのでしょうか?
特に、シリーズの原点となる作品であり、シリアスな色合いが濃かったゲーム版から、一気にコメディ作品へと転換を果たしたテレビアニメ版のキャラクターを演じる際には、大きなギャップを感じたはず! そこで、その辺りのお話から映画のことも聞いてみました。
「鼻血は出てますね、今回の映画も(笑)」
――アニメ版『探偵オペラ ミルキィホームズ』のおもしろい点は、ナンセンスなギャグが多いところだと思います。絵柄は可愛いのに、鼻血とか涎とか変なものも一杯出てくるじゃないですか。
橘田いずみ(コーデリア・グラウカ役):鼻血は出てますね、今回の映画も(笑)。
――ゲーム版だと皆、シリアスなキャラクターなのに、アニメ版では変態やおかしなキャラクターが突然出てきたりもしますよね。アニメでミルキィホームズを演じる上で、ゲームとのギャップはありましたか?
三森すずこ(シャーロック・シェリンフォード役):戸惑いはありましたね! 声優を始めて間もない時期に、初めて収録した作品が『ミルキィホームズ』のゲームで、シッカリと探偵ものをやる作品だと思っていたので、アニメの台本を貰った時に「何、コレ!?」って……。
最初の頃は、ゲームとアニメでは別作品のような気持ちで取り組んでいた時期もありましたが、今ではそういうギャップも含めて『ミルキィホームズ』なのだと思っています。
――佐々木さんは、どうでしたか?
佐々木未来(エルキュール・バートン役):エリーは比較的、ギャップが少ないキャラクターだと思いますが、アニメ版では色っぽいという個性が加わりまして……(笑)。
――佐々木さんが演じるエリーは、普段は大人しいけれど、エッチなことに対して、ちょっと耳年増というか、そういう娘なんですよね。
佐々木:あんまり色っぽくやろうという意識はなかったんです。自分の声を色っぽいっと思ったことがなかったもので……。でも、監督さんが、声を「色っぽい」って思ってくださって、そこの個性を伸ばそうとしてくれたんです。
橘田:佐々木未来がエリーのエロさを引っ張ってきたってことだ!
佐々木:その言い方は、何かヤダ~(笑)。でも、皆もそうだと思うんですけど、キャラクターが自分に寄ってきたってところはあると思うんです。