いつも頼りない彼氏が、完璧なデートを準備するようになった猛者R奈さんの話(保険会社営業25歳女性・彼 建設業事務27歳)

事務職として働く彼。営業職から回ってきた案件を打ち込むだけの仕事だそうです。受動的な仕事が関係してかせずか、休日の彼も受動的。仕事に対する偏見のつもりはなかったR奈さんですが、彼がいつも言い訳に使ってくるから、そう思ってしまうように。

例えば彼は自分からデートの提案をすることは基本的になく、R奈さんが「今度の日曜どうする?」と聞くと「どうしようっかあ。」としか返してこない彼。あまりの頼りなさにR奈さんが「なにかアイデアとかないの?」というと「仕事でも提案することとかないし、苦手なんだよね。」と言ってくる始末。

だんだんと嫌気がさしていましたが、彼と一緒にいるときは心地いいし、彼のことが大好きなんです。R奈さんは簡単に諦めません。いろいろと作戦を考えました。

彼は毎回外に行くのが面倒くさいタイプ。どちらかというと家でゆっくりするのが好きなようです。そこで家で過ごすというところはそのままに、彼氏にとって楽しいおうちデートを一度こちらから計画してみたそう。

彼の好きなゲームで遊んで、負けた方がお菓子を買ってくる、というような遊びを提案したり、R奈さんが料理を作ってきて、ちょっとしたテーブルコーディネートも施し、パーティー気分にしたり。

そのうち彼はおうちデートが楽しみになってきたようで「次いつ家くる?」と聞いてくるように。

次の段階として、R奈さんは、彼に外出デートでも積極的になってほしいと考えます。

ただ、最初から頼りない彼に全て期待するのはレベルが高い。

そこで、R奈さんは無邪気に「○○に行ってみたい」とだけ伝え、その場所に行ってくれたら「連れてきてくれてありがとう!」と大げさに喜び何度もお礼を言ったそうです。

そのうちに彼もそれが嬉しくなったようで、いろいろ調べて外出デートも提案してくるように。1年ほど経った頃、その外出デートで連れてこられた夜景の綺麗なレストランで、ついにプロポーズされたそうです。

どちらの女子も、ただ不満をぶつけるのではなく、自分から手本を示してみた、また自分の愛をしっかり伝えるようにしたことが成功の鍵のようです。

彼氏のことが大好きだからこそ、期待しすぎてそれに見合わない彼氏の言動が不満に結びつくのは女子の常ですが、それをグッとこらえて、ポジティブな行動や言動を実行してみてください。

たったそれだけで、未来が変わるかもしれません。

月の労働時間350時間、音楽プロモーターでワーカホリックだった上にライターを兼業する無謀な87年生まれ。毎日アーティストと飲んだくれ、明け方に帰宅するという生活を5年間続ける。 現在はフリーランスのライター。女性の社会問題・仕事女子の生態・エンタメに従事。