(3)ギャップ萌え
ドラマティックでロマンティックな少女マンガや漫画の世界とは違って、多くのオフィスラブはわりと地味かもしれません。仕事の場ですから、そこで恋のハプニングが立て続けに起きても困っちゃいますしね。
そんな中でも「これってドラマみたい」と感じる、ほぼ確実なときめきポイントがあります。それは、仕事とプライベートでのギャップです。
これは、とても興味深い体験だと思います。世のカップルのほとんどは、普段の恋人がどんな顔して働いているのかを知らないでしょう。
そればかりか、好きな人にはなるべく自分の長所ばかりを見てもらいたがっているのです、お互いにね。
うまく行っている時もそうでもない時も、両方見られるのが社内恋愛の醍醐味です。
真剣な横顔にグッと来たり。意外な特技を尊敬したり。仕事中は厳しい彼が、外で会うと穏やかで優しい人だったり……。ギャップは大きな魅力です。
これを読んでいるあなたも、会社の中と外とでは違った顔を見せて、すでに誰かをドキッとさせているのかもしれませんね。
克服しづらいデメリット、それは「引きずりやすさ」
メリットがいっぱいの社内恋愛ですが、公私ともにパートナーと同じ環境で過ごすからこその引きずりやすさは、なかなか解消しづらい課題と言えます。
ケンカになったり、仲がこじれてしまったりすることだってあります。そんな時も、どんな時も、公私混合はご法度。仕事に支障をきたすようなつきあい方はできないのです。
出勤したら退勤の瞬間まで、自分の気分や相手のご機嫌とは関係なく、仕事をまっとうしなければ……!
当然だと分かっていても、相手の様子が視界に入ってくるのですから、引きずらないのは結構むずかしそうです。
また、仕事上のミスや気になることなどを、オフに蒸し返されるとツライものです。
内心「うまく行かなかったけど、くよくよしていないで早く立ち直ろう」と思っているような件に限って、「あの時、おまえの業者とのやりとりがどうのこうの……」と瘡蓋(かさぶた)をはがされて、逃げ場がなくなってしまうことも。
切り替えポイントを確認して
このように、社内恋愛にはメリットもデメリットもいろいろありますが、長い時間を一緒に過ごす分、お互いの事情や感情を分かり合える関係にあるのは確かです。実際おつきあいする段階になると、総じて楽なことが多いはずです。
きちんと気持ちを切り替える必要だけは、肝に銘じておきましょう。二人の間にいろんなことが起きていても、職場で私情はタブー。または、一旦会社を出たら、仕事の話はしないなど……。気持ちの切り替えポイントについて、二人で話し合っておくと安心です。
もし職場の素敵なかたと両思いになれたら、公私のケジメをきちんとつけて、メリハリをつけた恋を楽しんでくださいね。幸運を祈ります。