BeatBurger

――この5人は、それぞれ異なる音楽ジャンルで活躍されている方たちですが、音楽の方向性は?

ジェイ「BeatBurgerとしてはエレクトリックなデジタルサウンドをベースに、それぞれのメンバーが得意とするものを合わせているんです。う~ん、ちょっと違うな。“得意なもの”というより“好きなこと”かな(笑)。MQはHIPHOPをベースにしたラップ、フラッシュフィンガーはエレクトロニックサウンド、ステファンはロックギター、そして僕はダンスだったらHIPHOP、歌はロックやエレクトロが好き。僕らのこのカラーをジョンピルさんがミックスしてくれる。“好きなことをやろう!”って集まった僕らだから、こだわりがあるとしたら、好きなことをやるってこと。バラバラな個性を調和させるのは簡単じゃないけど、僕らなりのカラーを出すために頑張っています」

――BeatBurgerはアンダーグラウンドな存在だと思いますが、今の韓国の音楽シーンをどのように見ていますか。

ステファン「商業的な音楽は、アイドルやバラードが主流ですよね。僕はバンドマンでもあるけど、韓国ではバンド人口もなかなか増えないんですよ」

――そんな中で『チサン・バレー・ロックフェスフェスティバル』や『ウルトラミュージックフェスティバル・コリア(UMF KOREA)』といった、海外アーティストがヘッドライナーを務める大型フェスへの参加が目立ちますが、普段はどんな場所で活動しているのでしょう。

ジェイ「僕らのようなエレクトロニックサウンドのバンドが演奏できるクラブがないのが現状。贅沢な悩みだけど、音楽性が合うのがフェスになっちゃって、大きなイベントでなければステージに立つチャンスがないんです。だから、日本のライブハウスで演奏できるって、本当にうれしくて(笑)」

――日本からライブのオファーがあったとき、どのように思われましたか。

ジェイ「僕はSMの仕事で日本に来る機会も多いけど、ライブ会場にいるスタッフも観客も音楽に対するリスペクトがありますよね。そういう“聴く耳のある人”のいる場所に呼んでもらえるのは光栄だし、夢を叶えるチャンスを与えてもらえた気がします」

フラッシュフィンガー「今、アルバムの制作中なんですけど、このライブがアルバム作りへの刺激にもなっています」

ク・ジョンピル「僕は、“なんで日本の方がBeatBurgerを知ってるの?”って思った(笑)。僕たちはただ好きなことをしてるだけなのに、ありがたいことですよね」

MQ「“ヤバい! 言葉が通じない!”ってアセった(笑)。だからこそ、音楽で通じ合わないと」

ステファン「アハハ(笑)。どんな反応がかえってくるのが早く知りたいですね」

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