韓国出身の5人組ボーイズグループ・MYNAMEのリーダー、コヌが、27歳の誕生日である1月30日に、初のソロアルバム『I AM 27』をリリース! 全面セルフプロデュースしたというアルバムにかけた想いを聞いてきました。
――アルバム『I AM 27』はどんな作品ですか?
コヌ「もともとは6曲ほどのミニアルバムにしようと考えていたのですが、聞いてくださる皆さんのことを思って10曲入りのフルアルバムとして出すことにしました。2曲はJ-POPのカバーで、8曲は作詞・作曲・編曲まで自ら手がけたオリジナル曲です。
カバー曲は絢香さんの『みんな空の下』と、Dreams Come Trueさんの『何度でも』を選びました。楽曲をそのまま歌うのではおもしろくないので、編曲家さんに“こういうふうに歌いたい”とリクエストを出して、僕らしい曲に仕上げてもらったんです。
ほかにも、ジャケット写真のコンセプトやDVDに収録するインタビュー内容まで、アルバムに関する全ての分野でアイディアを出しました。まさしく、すみからすみまで、コヌスタイルの作品です!」
――中でもレコーディングの際に大変だった曲は?
コヌ「『MAMA』かな。母を思いながら書いた曲なんです。それだからか、韓国語バージョンの歌入れの時に、感情が溢れ出してきてしまって。涙までは出なかったけど、胸に込み上げてくるものがありました。
最近まで、母に『愛しています』とか『ありがとう』って、一度も言ったことがなかったんです。男ってみんなそうじゃないですか。思っていても恥ずかしくて言えない。
でも今、しみじみと思うんです。母にも僕くらいの歳のころがあって、キレイで輝いている時代もあったのに、結婚して姉と僕を産んで、自分の人生を二の次に僕たちに尽くしてきたんだって。それを思ったらありがたくて切なくて……。
MYgirl(=MYNAMEのファン)の中にも母親世代の方もいらっしゃるし、僕みたいな“娘、息子”もいるので、母をテーマにした曲を作ったらきっと共感してもらえると思いました」