ルーにプラスアルファを加えたカレー

「市販のカレールーだけを使ってカレーを作ってほしいのに、そこに他のスパイスや果物、調味料なんかを加えられると『なんでそんなことするの? やめて!』って思います…。

カレールーはメーカーが莫大な研究開発費をかけて、美味しく作っているわけです。そこに素人がいろいろ勝手に追加するのは、どう考えても合理的ではないし、逆に不味くしてるよねと言いたくなります。

本人としてはこだわっているつもりなのかもしれませんが、余計なものは入れないでほしい」(35歳/映像制作)

りんごやウスターソースなど、独自のちょい足しをしがちなカレー。しかし、確かにカレールーの箱には、それらを入れてね、とは書かれていません。

そのまま使うのがベーシックで王道。カレーのときはオリジナル要素を出さなくてもいいのかも。

肉じゃがや筑前煮などの煮物系

「煮物は嫌いじゃないんですけど、どうもあざとさを感じてしまいます。男には肉じゃがを食べさせておけばいい、みたいな話もずっと語り継がれてますけど、それに踊らされているような感じもありますよね(笑)。

だいたい煮物系は母親が作ったものの方が美味しいです。

彼女にはもっと若々しい料理を作ってほしいかも。豚肉とキムチ炒めとか、さっと作れる炒めものなんかで全然いいんですよ」(28歳/メーカー)

作るのが難しくなさそうで、実は奥が深い煮物。料理経験の豊富な母親世代のほうが、基本的には上手に作ってくれそう。

この彼が言うように、男性は彼女にいわゆる「おふくろの味」は求めていないと考えられます。むしろ、もっと彼女世代らしい料理でいい、ということです。あまり気負わず、自分が得意な料理を打ち出して。

男性のワガママさが爆発した内容でしたが、一理ある…と感じられる部分もあったのではないでしょうか。

中には「手料理なんて作らなくても外食すればいい。外食のほうが素人が作るより美味しいし、最近は栄養バランスも取れている」なんて意見もありました。

これは極論に聞こえるかもしれませんが、共働き世帯が増えた今の時代では自然なやり方ともいえます。手料理は無理しない。これは意識しておいても良いのではないでしょうか。