新年度、期待していた担任発表、はずれ先生にあたってしまったら凄くショックですよね。
『はずれ先生にあたったときに読む本』著者の立石美津子が、そんな時の解決法あれこれをご紹介します。
1. 「転校」する
担任にはずれてしまった場合“勇気をもって諦める”というのも一つの方法です。
でもそう簡単には割り切れませんよね。
諦められない場合、転校するのも一つの方法です。
学区が決まっていなければ可能かもしれませんが、きっちりと学区が決まっているとそうそう簡単には転校できませんので、住んでいる地域の自治体の相談窓口に足を運んでみましょう。
転居して転校する方法もあります。けれども転校した先でいい先生にあたるかどうかは”神のみぞ知る”ことです。
それは公立、私立関係がないのです。
ですから、安易に転校すればいいと考えるのは極めてリスクが高いです。
それでも転校したい場合は、転校先の学校の公開授業を見に行き、転校させたいクラスの授業参観をしましょう。
1学年1クラスであれば担任は決まってきますので安心です。2クラス以上あった場合、どの担任になるかは選べません。
知っておきたい「クラスの人数」と「担任配置」
クラスの人数を確認しておくのも重要ポイントです。次のように規定されています。
小学校1・2年生……35人以下。36人になった時点で2クラス
小学校2・3年生以上……40人以下。40人になった時点で2クラス
あなたの子どもが1年生の場合36人になった時点で2クラスになります。
今、35人で1クラスでその担任が素晴らしい先生であっても、あなたが転校した時点で文部科学省の規定した人数を超えて2クラスになったら、はずれ先生が他校からやってきて、また、担任にはずれるかもしれません。
だから、自分の子どもが転校することにより36人のクラスになる場合は注意しなくてはなりません。転校して35人であれば担任は変わりませんから安心です。
でも、担任に不満があって、あなたと同じように計画した転校生が同時期にいたら話は変わって来ます。
ですから転校先のクラスの人数、担任の評判など事前に詳しく調べてから、“転校”という行動を起こさなくてはなりません。
幼稚園の場合、まだ義務教育が始まっていませんから1人増えたから法律によりクラスを分けるということはありませんが、園の方針で「転園してくる子どももいるし、この際、クラスを増やして補助の先生に担当させるか」なんて園長が決めるかもしれません。
そして転園したときには思い描いていた担任ではない先生が前に立っていることもあり得ます。
ですから上記をよく調べることです。吉とでるか凶とでるか一種のかけです。
2. 「習い事」や「塾」に期待する
人の性格はそう簡単には治りません。言えば言うほど相手との関係性は悪化し、「あのモンスターペアレンツの子どもだわ」ととばっちりをこうむるのはあなたの子どもなんです。
どこかで夢や希望を持つのを諦めて、先生を選べる習い事や塾に期待するのもよい方法ではないでしょうか。