映画「MARS(マース)~ただ、君だけを愛してる~」の完成披露試写会が12日、都内で行われ、出演者の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)、窪田正孝、飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友らが出席した。

 90年代に絶大な人気を博した惣領冬実の名作コミックを映像化。二面性を持つ高校生・樫野零を藤ヶ谷が、零の中学の同級生・桐島牧生を窪田が演じる。今年1月にはテレビドラマ版が放送され、今回の劇場版ではその半年後のストーリーが描かれる。

 会場には、藤ヶ谷が白、窪田が黒のスーツ姿で登場。ドラマ版を含め、3度の共演経験がある2人は息もぴったりの様子で、舞台あいさつ中にも顔を見合わせ、2人で話をする場面もよく見られた。

 タイトルにちなみ「○○だけを愛しているものは?」という質問には窪田が「樫野零を愛してる」と語ると会場からは黄色い歓声が。これに藤ヶ谷も「僕も牧生ですよ!」と告白。ヒロイン・キラを演じた飯豊が思わず「キラじゃないの?」ともらすほどの“ラブラブぶり”を見せた。 

 藤ヶ谷はドラマ版で話題になった牧生が零に人口呼吸をするシーンを引き合いに出し、「シーンとしては1回だけど撮影ではいろいろな角度から撮るので、計30回弱はキスをした。それだけされたら、だんだんこっち(窪田)にいっちゃう。唇から持っていかれました」とその理由を説明。これに窪田が「いただきました!」と言葉を重ねると、会場は笑い声に包まれた。

 作品は6月18日から全国公開。