多くの高原リゾートを取材してきた「こどもと遊ぼう」編集部が、車が好きで旅行も大好き!という“クルマ旅マスター”とともに高原リゾートを紹介していく連載企画。

第9回は「星野リゾート  青森屋」。青森を最大限に満喫できるよう、祭りや方言などの文化をギュッと凝縮した様々な体験が楽しめる温泉宿です。

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「星野リゾート  青森屋」で青森の文化を思う存分堪能する旅!

いま、もっとも人気のリゾートホテルといっても過言ではない星野リゾート。この“クルマ旅マスター”でも、「星野リゾート OMO7 旭川」「星野リゾート トマム」「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」とご紹介してきましたが、今回は青森 三沢の「星野リゾート 青森屋」。

そして、「こどもと遊ぼう」編集部とともに、ガイド役を務めていただくのが、ブリヂストングループ カーメンテナンスショップ「タイヤ館」の“クルマ旅マスター”、吉岡俊幸さん。休日はよく車で一緒に出かけるという奥様と、今回は青森の魅力にドップリと浸かれる旅へ出発です!

青森屋を楽しむ独特な体験プログラムの数々

「のれそれ(青森の方言で目一杯)青森~ひとものがたり~」をコンセプトに、青森の様々な文化を体験できるプログラムが用意されている青森屋。どれも子供から大人まで楽しめるので、ファミリーやグループ客にも人気を博しています。

約22万坪の広大な敷地の中には、自然豊かな公園があります。ここで体験できるのが、馬とりんごの名産地である青森を象徴する「紅葉りんご馬車(秋限定)」。本物の馬が引く馬車内で、りんごの食べ比べをしながらゆっくりと公園を散策できます。

次は、青森の工芸品づくりができる「あおもり工房」で「八幡馬の色付け」体験。八幡馬は、南部地方で古くから親しまれてきた郷土玩具です。本来、胴体には青森にゆかりのある菊の花や南部藩の家紋などが描かれていますが、体験では好きな絵柄に色付けできます。

吉岡さんご夫婦も色付けに挑戦。思い思いのオリジナル八幡馬を作りました。このほか、「津軽塗の箸研ぎ」「下川原焼鳩笛の色付け」などの体験が可能です。ぜひ、手作りの青森メモリーを持ち帰りましょう。

【紅葉りんご馬車】
 ◎時間:9:00~11:00(季節により変動あり)
 ◎料金:大人1,1111円、小学生925円、未就学児648円(税抜)

【あおもり工房】
 ◎時間:9:30~11:30、15:00~17:00
 ◎料金:八幡馬の色付け2,000円(税抜)※所要時間約60分

郷土文化を伝える個性的な客室でリラックス

青森屋では、個性豊かな和風客室が大きな魅力です。「あずまし」「いくてら」「うんかん」「えんこつ」「おぐらみ」「青森ねぶたの間」の6種類があり、それぞれ異なる特徴と、居心地の良さにこだわりが感じられます。

吉岡さんご夫婦が泊まったのは、半露天風呂付き客室の「あずまし」(青森の方言で「心地よい」の意味)。青森ならではの家具と調度品を揃えたお部屋に「本当に心地よいお部屋ですね~。お風呂も楽しみです」と笑顔がこぼれました。

さらに、今年4月から登場した新客室「青森ねぶたの間」は、ご存知「ねぶた」の装飾が各所に施された特別な部屋。立体ねぶたが睨みつけ、寝ても覚めてもねぶたに囲まれて過ごせる空間となっています。青森屋に来たからには、ぜひ泊まってみたい部屋のひとつですね。

幻想的な景色と安らぎの香り、独特の雰囲気に魅了される温泉

温泉宿ならば、一番の楽しみといえば「お風呂」ですよね。青森屋では、露天風呂「浮湯」と内湯「ひば湯」の2つの湯殿を構えた大浴場と、昭和レトロな風情と湯けむりが情緒あふれる「元湯」の2ヶ所の温泉があります。

八甲田や奥入瀬、十和田湖、白神山地が育む美しい水と緑を表現しており、まるで池に浮かんでいるような露天風呂「浮湯」は、実に幻想的な雰囲気が漂います。木の肌触りと清々しい香りの内湯「ひば湯」は、まるで森林浴をしているような感覚が味わえます。

豊富な湯量にトロッとした泉質が特徴の「元湯」は、湯治場を彷彿とさせるレトロな雰囲気が味わえる温泉。地元の方々も利用するので、方言交じりの温かいふれあいが体験できるのもうれしいところ。

このほか、公園内には周囲を一望しながら入れる「足湯」もあり、小鳥のさえずりを聞きながら景色を眺めて寛げるという、贅沢な時間を過ごせます。

【浮湯・ひば湯】
 ◎時間:5:00~24:00 ※12:00~13:00クローズ

【元湯】
 ◎時間:5:00~22:00

【足湯】
 ◎時間:5:00~23:00